毎週水曜日 27時に放送、BAYFM 『78 musi-curate』の選曲を担当するdisk unionのプレイリスト。

78 musi-curate Hour.1 | bayfm78 | 2022/05/18/水 27:00-28:00
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今週は、DU BOOKSより出版された「わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論」
著者つやちゃんによる掲載楽曲プレイリストの中から選曲。
この書籍は、日本のラップミュージック・シーンにおいて、これまで顧みられる機会が少なかった女性ラッパーの功績を明らかにするとともに、ヒップホップ界のジェンダーバランスおよび「フィメールラッパー」という呼称の是非についても問いかけている。書籍と共に、掲載されている楽曲をまとめたプレイリストもチェックしてみよう。
つやちゃん オフシャルSpotifyプレイリストはこちら。

『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』 著者 つやちゃん
DU BOOKS
〈目次〉
日本語ラップ史に埋もれた韻の紡ぎ手たちを蘇らせるためのマニフェスト――まえがきに代えて
第1章 RUMIはあえて声をあげる
第2章 路上から轟くCOMA-CHIのエール
第3章 「赤リップ」としてのMARIA考
第4章 ことばづかいに宿る体温
第5章 日本語ラップはDAOKOに恋をした
Column “空気”としてのフィメールラッパー
第6章 「まさか女が来るとは」――Awich降臨
第7章 モードを体現する“名編集者”NENE
第8章 真正“エモ”ラッパー、ちゃんみな
第9章 ラグジュアリー、アニメ、Elle Teresa
第10章 AYA a.k.a. PANDAの言語遊戯
Column ラップコミュニティ外からの実験史――女性アーティストによる大胆かつ繊細な日本語の取り扱いについて
第11章 人が集まると、何かが起こる――フィメールラップ・グループ年代記
第12章 ヒップホップとギャル文化の結晶=Zoomgalsがアップデートする「病み」
終章 さよなら「フィメールラッパー」
Interviews
valknee ヒップホップは進歩していくもの。
COMA-CHI 「B-GIRLイズム」の“美学”はすべての女性のために
Column 新世代ラップミュージックから香る死の気配――地雷系・病み系、そしてエーテルへ
DISC REVIEWS Female Rhymers Work Exhibition 1978-2021
あとがき――わたしはフィメールラッパーについて書くことに決めた
解題 もっと自由でいい 文・新見直(「KAI-YOU Premium」編集長)