FRONTIER BACKYARD、”frontier” RELEASE 20TH ANNIV. ONE MAN TOUR 2024年6月28日@新代田FEVERライブレポート

2024年6月28日

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photo by rui hashimoto | text by TKHRNIW

20年を迎えるこのバンドは止まることを知らない。本日、6月28日に新代田FEVERでの557回目のライブが行われた。紆余曲折を経て、高校生からの同級生である2人が奏でる音楽は、確実にその会場にいるお客様を包み込んだ。それはリリースされた9枚目までのアルバムでも示しているように、常に変化し続け、新たな音楽を提示する彼らを追い求めたファンとともに作り上げる空間がそこにはあった。

新旧織り交ぜた楽曲に、TGMXはキーボード、アコースティックギター、サンプラーと曲によって楽器を使い分け、縦横無尽に動きながら、ソウルフルに歌い上げ、フロアを盛り上げるステージングは健在。そして、正確無比なTDCのリズムは、体を揺らさずにはいられない心地よいグルーヴを生み出していた。

終始笑顔の絶えない26曲。さらにアンコールで登場した2人が2枚のジャケットを持って登場。1枚は、もちろん今回のレコ発アルバム「frontier」。そして、もう1枚には「backyard」の文字が。これは今回のツアー会場限定で先行販売された10枚目のアルバムだった。なんと、今年の初めに2枚の作品を制作していたとのこと。20周年を迎えても止まることのない2人の意欲は、この日の会場に足を運んでくれたファンへのサプライズを届けるためだろう。これはこれまでずっと続けてきたことであり、21年目のこれからもずっと続けてくれるからこそ、FBYのライブや作品には発見と驚きがあるのだ。