三味線奏者 / ソングライター川嶋志乃舞による、伝統芸能とシティ・ミュージックを繋ぐスパイシーでチャーミングな次世代ポップ・プロジェクト の新曲「Secret Secret」のMVが本日公開された。
本楽曲のレコ―ディング・映像制作のすべては、花澤香菜などもサポートするドラマー / 映像監督の渡邊シンとタッグを組んで制作されている。
最近では、三味線奏者として新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」の編曲・録音に参加し舞台や日本テレビ「笑ってコラえて!」に出演するなど伝統芸能界での活躍も著しく、CHiLi GiRLとしてはシンガポールで開催されたジャズフェスにて初回海外公演も経験。国内外を羽ばたく彼女が、幼少リアルタイムに感じてきた平成ロマンとポップネスをふんだんに取り込み懐かしいラブコメディ・アニメーションを彷彿する胸キュンな世界を描いたシティポップ作品を是非楽しんで欲しい。
なお、彼女が尊敬してやまない沖井礼二(TWEEDEES, ex – Cymbals)よりお祝いコメントも到着した。
■ 沖井礼二( TWEEDEES, ex-Cymbals)から寄せられたコメント
CHiLi GiRLさんの新曲。2024年の春にして30年前の(つまり24歳だった頃の)日々を思い出すような。
でも僕の30年前はこんなふうには「キラキラ」していなかったような気もする。
トラやイヌやパンダやサルの着ぐるみのバイトで稼いだ軍資金を握り締め
毎日のように中古レコード屋に突入しては狂ったように獲物を探し
帰宅したら戦利品を貪るようにしゃぶり尽くすように聴いていた。
そして獲物を一通り聴き終わるや否や、
焦りとか闘争心とかに似た獰猛な感覚に焚きつけられてギターを手に取り、拙い作曲に没頭していた。
たぶん僕だけじゃない。あの頃の東京はそんな飢えたハイエナが跋扈する街だった。
どちらかといえば「ギラギラ」の方が近い感じだったと思う。
でもギラギラなハイエナたちが徹夜の血走った目でバブル後の首都に作ろうとしていたのは
「この世のものではあり得ないキラキラ」だったんじゃないか。多分そうだ。そんな気がする。
果たしてそんなキラキラは当時の東京のどこにも無くて、もちろん今も無い。
どうしてこんなに鮮明に色んなことを思い出したんだろう。
きっとこの曲の中に
「欲しかったもの、今はあるもの、そして今は失われてしまったもの」
を感じ取ってしまったんだと思う。
CHiLi GiRLさん、ありがとう。
今こんな感覚を味わえて嬉しい。
僕はいつまでもハイエナでいたいと思う。
Secret Secret
CHiLi GiRL
2024.3.20 RELEASE
DOBEATU
<Credit>
Music&Words,Vo.Cho.Shamisen : Shinobu Kawashim
Arr.,Dr.,Key.,Programings : 渡邊シンBa. : 嶋田圭佑
Gt. : 小林ファンキ風格
Rec.Mix.Mastering : 友重悠
Art Work : 亀井桃
<ラジオパワープレイ情報>
NACK5 3月後期 POWER PLAY(3/16~3/30)
FM大分 3月度パワープレイ
エフエム岩手 「夕刊ラジオ」3月度EDテーマ
■CHiLi GiRL (チリガール)
三味線奏者 / ソングライター川嶋志乃舞による、伝統芸能とシティ・ミュージックを繋ぐスパイシーでチャーミングな次世代ポップ・プロジェクト「CHiLi GIRL(チリガール)」
<CHiLi GiRL>は、昨年シンガポールで開催されたジャズフェス「Sentosa Jazz By The Cove」に出演。プレイヤーとしてはアジアから西欧まで世界各地でのパフォーマンス経験を持ちながらも、ついにシンガーソングライターとして自身のポップミュージックを海外で初披露。伝統芸能とシティ・ポップを繋ぐ存在として国内にとどまらず海外でのライヴ演奏や、ストリーミング・SNSを通して自身のキーワード“スパイシーでチャーミング”をテーマにした音楽をグローバルに発信している。
とりわけ、“才能巻き込み型プロジェクト”を掲げ、Sara WakuiやGOOD BYE APRIL、宮野弦士、渡邉シンなど新進気鋭のアーティスト・クリエイターとのコラボレーションを行い果敢にジャンル領域の境界線を攻め続けている。
2022年にリリースした1st アルバム「MEBAE」は、FM 局、雑誌、インターネットなどでも好評に。
リード曲「都会の森」は、雑誌「non-no」ヒャダイン連載コラム「この歌詞がすげえ!」 / 日本テレビ系「バズリズム 02 -ルーレッ撮る LIVE-」 / 流線形のクニモンド瀧口 監修コンピレーション「CITY MUSIC TOKYO」など様々なところでピックアップされた。デビューライブを渋谷WWWで開催。
<川嶋志乃舞>としては、東京藝術大学入学前から津軽三味線の全国大会で 4 度の優勝を獲得した伝統芸能家。
人気テレビ番組「和風総本家」のテーマ曲にも起用された「花千鳥」のヒットにより、津軽三味線を携えてポップフィールドへの参入を果たした。その活動は多分野に幅広く、バッドボーイズ 佐田正樹主演「ひとり芝居 4」の音楽担当、劇中の奏者として参加するなど 芸能方面でも注目を集め、最近では新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」の編曲・録音に参加、日本テレビ「笑ってコラえて!」にも出演し伝統芸能界での活躍も著しい。