あぶらだこのベーシスト HIROSHI、ex.あぶらだこ,LIP CREAM,LAUGHIN’ NOSEのドラマー MARU、ex.THE NURSEのヴォーカリスト NEKOという、80’sパンク,ハードコア渦中の当事者であり、シーンの重要メンバーによる、大注目の大物3ピースハードコアバンド「D・O・T」。2023年6月7日に待望の4th アルバム「BOKU NO TOMODACHI」をリリースする彼らへ、発売に先駆けて各界からコメントが到着した。本日6月1日から2日間に渡ってご紹介しよう。
あぶらだことTHE NURSE。もうこれだけでヨダレもの。D・O・Tのサウンドは、俺が経験で知る海外で評価の高い日本のハードコアサウンドそのものであり、80年代のあの時期を生きた人間にしか出せない、日本独自のオリジナリティの塊だ。この音はそう簡単に出せるものではない。
この個性を理解できるなら、あなたもこちら側だ。いや、こちら側が好きでないならごめんなさい(笑)。
ヒロシさん。またこの凶悪なベースの音を聴ける日を、楽しみに待っています。
FORWARD/DEATH SIDE ボーカルISHIYA
凄い!感動!しました!
でも、実はDOT初体験です。😅
でも!ヒロシ氏の奏でる重低音ベースにかぶさる
キャッチーなメロディ🎵
NEKO 女による!キャッチーなピースフルな歌詞の優しく時にはシャウトなボイス!
MARU氏による、グルーミングされたリズム🎵
初めて聞く人にも!グサってくる感じです!
これは、ライブで体験してみたいバンドです!
ヒロシさん!
今はゆっくり静養してください!
いつまでも、みんな待ってますから!大丈夫🙆♀️
その際は、対バンお願いしますねー😁
Toshimi (SxOxB)
The Nurseの絡みでお世話になっている長い付き合いの、Hiroshi兄貴とNekoちゃんのバンド、D・O・T の新譜を聴かせていただいた。
今までにも増して、ドラムとベースだけのアンサンブルがパワーアップ! よりシンプルながらエッジが立って迫力も増している。ライブでの再現を想定してのことだろうが、無駄を一切排除することでいっそう潔い、ギターレスバンドの極みに到達していると感じた。
そのぶん歌が自由だ。Neko以外の2人の歌パートもふえて歌詞やメッセージもより伝わってくる。アラビックなメロディもネタが尽きないね。このジャンルがあるとすれば他のどのバンドも追随できない境地まで行ってる。(まあ追随しなくてもいいけど。2番煎じは不要でしょう)開拓者に間違いはないが。
Hiroshi兄のコードワーク的ベーススタイルは、僕も身近に聴いていて本当に独自のものになってきている。プログレ的なアプローチもエキゾチックなメロディーも彼独特な世界である。ドラマーMaruについては知る人もいるだろうが昔から僕はライバルと思いマークしていたという事実。3人ともブランク的な時期があって活動を再開したときに本当に喜ばしかった。Maruのプレイがまた観れる聴ける。そして「あぶらだこ由来」の名リズム・エンジン。運命の相棒ともいえるコンビに正直嫉妬すら感じる。そしてなんといっても、Nekoの歌・声が昔のまま、フレッシュさを失っていないこと! 3人ともある意味かわらない、だけど確実に進化してる。いま、を生きるバンドなのだ。
音源だけ聴いたら年齢不詳だよね。今回聴いていて、初期衝動みたいな昔感じた(大切なもの)何かを思い出した。でも皆ちゃんと人生を生きてきて、この音を奏でているのだ。このメッセージは素直な発露からだ。想像やロマンだけで出てきた言葉ではなく、現場を肌で知っているから(3人とも)こそ、ハンディキャップやマイノリティーについて語れるのだよきっと。素直に音楽に(Rockに、いやPunkに)向き合ってきた結果、こういうことになっているという、、もうこういうしかないでしょう。。 ?
※とにかく今作は(も)傑作です。まだ現在の音楽制作者も捨てたもんじゃないです。
こんな素晴らしいアーティストたちも現役で頑張っています。
そしてHiroshi兄貴のこれからの復活物語も最大限応援しています! 待ってますとも。
氏家悠路 (GMOW)
ハードコアパンクというジャンルは、死にかけたパンクを蘇生させてきた歴史がある誇り高きスタイルが故に、時に様式美に陥りがち(それはそれで愛すべきものではあるが……)。
そんな中、そこから翼を得て変幻自在に飛び回ってるのがD・O・Tだ。前作では“鳥の視点”ってことで、空から下界を俯瞰して見てるかのような「空飛ぶパンクロック」を聴かせてくれたが、今作では地上でひとりひとりに丁寧に丁寧に、相手の目線にしっかりあわせて語りかけるような内容である。そう、この世に欠けている大切なものがここにあり。
念のため付け加えておくと、楽曲、サウンド、プレイは素晴らしく、力強く、美しい。
これらをHIROSHI氏が一日も早く演奏できる日が来ることを願ってます。
恒遠聖文(ライター)
ダークな音に潜む、希望。
D・O・Tは結成当初から知っている。
メンバーのひろし(あぶらだこ)がいつも近況を教えてくれるからだ。
コロナ禍に新しい曲が次々出来ていると聞いていた。
彼らならではの、奇跡のような音は深みを増している。
NEKOのヴィーカルに、生きていく希望がみずみずしくあらわれている。
MARUのしなやかなドラムスもスリリングだ。
ひろしのベースは、いままで以上に伸びやかにうなっている。
ダークな音に潜む、希望。
タイトル通りだな。”Boku No Tomodachi”
TAYLOW (the原爆オナニーズ)
あぶらだこの皆がタム家に来た1983年
ナースのNEKOがその後
古くからのADK仲間
ヒロシの病状が心配で
音が頭に入るかな
聴いてみた
あぶらだこがウネウネW
NEKOのいつもの声w
今日は一日ヒロシのベースを読んでいる
K5
D・O・Tを聴くといつも思うのは、ギターって絶対必要な楽器ではないんだなと。いやむしろギターレスだからこその雰囲気、シンプルだからこそ歌が強烈に入って来ます。今回はさらにそれを突き詰めた仕上がりに感じます。音源がこんな凄いので、早くライブでも体感したい。
DJ.TAKA!
4枚目のアルバムとなる本作は、3ピース/ギターレス編成で結成されたバンドが、ハードコアが本来持っているシンプル&ミニマルの境地に到達した作品と言える。シンプルであるからこそ伝わりやすいのだ。
2017年にリリースされた前作「Birds Eye View」と本作との間には我々の生活様式だけでなく判断基準すら揺るぎかねない大きな出来事が起こったが、D・O・Tの社会に対するアチチュードは変わっておらず軸はブレていないことが確認できる。2013年リリースの1stアルバム収録曲「72」でD・O・Tは「ジェンダーフリー!ジェンダーフリー!」と叫んでいた。そして本作では「自己と他者の間にある差異に対する恐怖、違和感、そこから生まれる差別、あらゆる争いごと」に対する警鐘がメインテーマの1つとなっている。世界を恐怖に陥れた新型感染症や終わりの見えない戦争を受けて硬直気味の我々に対しNEKOは歌う
「自由を楽しもうよ(Enjoy freedom)」
「僕の行き先 自分で決めるよ」
「踊った方が楽しいし 歌った方が楽しいよ 笑った方が楽しいよ」
と。
サウンド面では通常のライブステージと同じ3ピース~Vocal、Bass、Drumsのみで収録されミニマルになった分、HIROSHIのベースもMARUの叩き出すスネア、バスドラ音も輪郭がくっきり聴き取れるし、何よりもNEKOが歌う歌詞もより明快でメッセージが伝わりやすい。贅肉をそぎ落とした故に核(CORE)がより明確で確固としたものになった、つまりハードコアだ。それがD・O・Tの最新作「BOKU NO TOMODACHI」だ。願わくは、この新作を中心としたライブステージを見たいと思うのは、アルバムを聴いた多くのリスナーが感じることだろう。HIROSHIの健康上の理由から多少時間はかかるようだが、実現するまでNEWアルバムを聴きながら静かに待ちたいと思う。
石田浩(ラジオNIKKEIプロデューサー)
(順不同)
▼続けて後編もご覧になる方はこちら!
▼D・O・T × 大越よしはる インタビュー
▼D・O・T × 遠藤妙子 インタビュー
Release Information
BOKU NO TOMODACHI
D・O・T
2023.06.07 RELEASE
ANKH records
【D・O・T / BOKU NO TOMODACHI (Official Music Video)】
【D・O・T】
2009年、初期あぶらだこのリズム隊であるHIROSHIとMARUの2人により結成。その後2011年、世界初の女性ハードコア・パンクバンドとして80年代に活動したTHE NURSEのNEKOを新ヴォーカリストとして迎え、現在のメンバーで本格的に始動。