名古屋を拠点に活動するmudy on the 昨晩が、約11年ぶりとなる3rd フルアルバム『An Instrumental』をリリースする。
アルバムを引っ提げたツアー「A TOUR」では、東京公演にThe Novembers、大阪公演にKOTORI、名古屋公演にcinema staffを迎え開催される。また5月20日には東京渋谷La.mamaにてワンマンライブも行われる。
ツアー初日、東京公演の対バンはThe Novembers。ツアー直前、mudy on the 昨晩のワティフォ、The Novembersのケンゴマツモトの対談を決行した。THEギタリストな両者の関係性を感じることが出来るほろ酔い対談をどうぞ。
Interview by 柴山順次(2YOU MAGAZINE)/ 編集 清水千聖 (OTOTSU)
― まずはmudy on the 昨晩が物凄く久しぶりにアルバムを完成させたということで。

アルバムなんてもう10年以上出してないんじゃないですかね。もう前が何時だったか覚えてないですから。
―やってることがもうX JAPANだなと。

よく言えば。
―全然よくは言ってないですけど(笑)。

あははは。確かに(笑)。でも本当にまたアルバムを作るなんて思っていなかったですね。

アルバム、聴かせてもらったけどめちゃくちゃムーディーだったよ。初めて会った頃と印象は何も変わっていなかったかな。
―当時の印象ってどんなイメージでした?

打ち上げバンドかな。

出た出た。

その印象はめちゃくちゃ強いけど、ギタリストとしてワタル(ワティフォ)から受けた印象も強くて。ワタルが一番汚し役というか、ムーディーが凡庸ではないインストバンドである要因って色々あると思うんですけど、その一番を担っているのは、当時からやっぱりワタルの存在だと思っていて。
―分かります。プレイ含め、在り方含め。

そうそう。思想含め、打ち上げ含め。

打ち上げはそんなに俺めちゃくちゃしないですけどね(笑)。そこはどちらかといえばうちのフルサワが(笑)。
―でも10年前くらいの打ち上げの話ですけど、怪我をしている僕の足を踏んでしまった後輩がいて。それを誰よりも怒ってくれたのがワティフォさんだったんですよ。

ワタルはそういうとこあるよね。

まあ怒りたかっただけだと思いますよ(笑)。
―ちなみにワティフォさんからはケンゴさんは当時どんな印象でした?

自分と似てるなって思いましたね。The Novembersもケンゴくんがいなかったらもっとちゃんとしたバンドだったと思うんですよ。

ちゃんとしたバンドだけどね(笑)。
―でもそれって先ほどケンゴさんがワティフォさんに対して仰っていたことと似ていますよね。

ああ、そっか。似てるのかも。

あとcinema staffの辻(辻友貴)とかQomolangma Tomatoのおぐちゃん(小倉直也)も同じ枠です(笑)。

自分が人からどう見られているかは分からないけど、今名前が挙がったギタリストって質感としてのギタリスト感があるよね。あとワタルとは本や映画の趣味も実は似ていて。あと酔っぱらったときの行く末とか。

行く末(笑)。でも確かにケンゴくんの家に泊まりに行ったときに本棚を見て羨ましく思った記憶がありますね。なんで泊まりに行ったんだったかな。

下北沢のバーで飲んで、そのまま家に来たんじゃない?

下北沢SHELTERで飲んで、近くのバーに行ったときだ。10年くらい前の話だと思う。
―mudy on the 昨晩とThe Novembersが初めて対バンしたのっていつ頃ですか?

いつなんだろう。ちょっと覚えていないけど、きっとMY WAY MY LOVEきっかけなんじゃないかな。

俺たちはMY WAY MY LOVEチルドレンですからね。

うん。初対バンはMY WAY MY LOVE絡みな気がするんだよね。

初めてThe Novembersのライブを観たのは名古屋のCLUB ROCK’N’ROLLでしたけどね。cinema staffとThe Novembersのツーマンだったと思う。

俺たちが初めて名古屋に行ったのがCLUB ROCK’N’ROLL だからね。
―ワティフォさん、その日観たライブのことは覚えていますか?

それが全然覚えていないんですよ(笑)。

何も覚えてないよね(笑)。この対談、人選ミスですよ(笑)。

勿論かっこよかったのは覚えていますよ。だけど酒を飲むじゃないですか。だから細かいことは覚えてない(笑)。

俺も覚えていないことの方が多いけど、ムーディーが当時のマネージャーを草むらに投げ込んでいたのは覚えてるかな。

あははは。そっちの思い出は色々ありますよね。対バン自体はそこまでしてないから。

いや、してるでしょ(笑)。だってワタルがNé-netの服を着てる頃からの付き合いなんだよ?

あははは。でもケンゴくんは変わってないですね、本当に。

やってることも変わってないよ。
―今回のツアーで2マンは久しぶりですか?

2マンってもしかしたら初めてですか?

そんなことはないでしょ。

ムーディーのツアーの仙台って2マンでしたっけ?それこそMY WAY MY LOVEがいたかも。

そうだったかも。でも絶対どこかでやってるよ。今のムーディーじゃなくて前のギターのとき。あと最近もライブ観に行ったからね、俺。

渋谷のLa.mamaに来てくれましたよね。

ワタルを見て年取って元気なくなったなって思った(笑)。

枯れたんですよ(笑)。

枯れるよね(笑)。

昔はもうちょっと目立とうと思っていたんですよ。今はそれがない。

あははは。

立ち位置も後ろにいきたいですもん。そこでしれっと渋いことをやるみたいな。
―確かに昔のワティフォさんは10本くらいの刀を振り回すタイプだったけど、今は1本の刀を一瞬だけ抜くみたいなライブをしますもんね。

そっちの方がかっこいいですよね。エフェクターも昔は使いまくっていたけど、今はファズとリバーブだけあればいいですもん。

逆に俺はエフェクター増えてるよ。

去年ライブを観に行ったとき「増えてるな」って思ったんですよ。

エフェクターになんでもやってもらいたいんだよね(笑)。逆に俺を操ってもらいたいもん。

かっこいいなあ。あと話変わりますけど、この酒美味いですね。麦焼酎。ケンゴくん、焼酎飲まないんでしたっけ?

飲むよ。日本酒だけ飲まない。日本酒飲むと終わるよね。

日本酒とワインは駄目です。

駄目駄目。
―打ち上げ含めてお酒の席も一緒になることが多いと思いますが、打ち上げで印象に残っているエピソードって何かありますか?

俺は本当に覚えてない(笑)。

草むらにマネージャーを投げ込んだのがそのエピソードのひとつだと思う(笑)。
―打ち上げも楽しみですが、mudy on the 昨晩がツアーを回ったり、音源をリリースしたり、ここ数年バンドの動きが活発なのが何よりも嬉しいです。

マジで嬉しいですね。ライフスタイルが変わろうが考え方が変わろうが、バンドは出来るんだよってことじゃないですか。その上で同じ名前でやれているってことが本当にかっこいい。ムーディー、めちゃくちゃかっこいいと思う。

ずっとやり続けているThe Novembersだってかっこいいですよ。

今日はふざけたことばかり話したけど、今この2バンドが2マンすることって凄くワクワクすると思うんだよね。是非遊びに来て欲しいです。

アルバムを作って、ツアーを回れて、大好きなバンドに東名阪それぞれ出てもらって、やっぱりバンドって最高ですね。いいツアーになるといいな。でもたぶん何も覚えてないと思いますけど。(一同笑)
mudy on the 昨晩 LIVE INFORMATION

「An Instrumental」release tour 2023
“A TOUR”
2023/03/10(fri.) 渋谷 CLUB QUATTRO
ticket:¥4,300 +1drink
open 18:00 / start 19:00
act:mudy on the 昨晩 / The Novembers
2023/04/29(sat.) 大阪 FANDANGO
ticket:¥4,300 +1drink
open 17:30 / start 18:00
act:mudy on the 昨晩 / KOTORI
2023/05/13(sat.) 名古屋 CLUB QUATTRO
ticket:¥4,300 +1drink
open 17:00 / start 18:00
act:mudy on the 昨晩 / cinema staff
2023/05/20(sat.) 渋谷 La.mama
ticket:¥4,300 +1drink
open 18:30 / start 19:30
act:mudy on the 昨晩 ※ONE MAN LIVE
チケットはこちら
The Novembers EVENT INFORMATION

TheNovembers Tour2023
“かなしみがかわいたら”
2023/4/11(Tue.) 東京 LIQUIDROOM
2023/4/12(Wed.) 東京 LIQUIDROOM
2023/4/19(Wed.) 大阪 Umeda CLUB QUATTRO
2023/4/20(Thu.) 名古屋 Nagoya CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
TICKET : 各種プレイガイドにて発売中
オールスタンディング ¥5,000(税込・D代別)
中高生学割チケット ¥2,200(税込・D代別) *チケットぴあのみの取り扱い ・枚数限定
当日学生証の提示が必要です
※電子チケットのみ
※購入時に同行者含め個人情報の入力が必要
※小学生以下入場不可(中学生以上のご入場はチケットが必要になります)
INFORMATION: SMASH 03-3444-6751 https://smash-jpn.com
SYNCHRONICITY’23
https://synchronicity.tv/festival/
4月1日(土) open / start 13:00(時間予定)
4月2日(日) open / start 13:00(時間予定)
*The Novembersの出演は4月1日(土)となります
【開催場所】
Spotify O-EAST、Spotify O-WEST、Spotify O-nest、duo MUSIC EXCHANGE、clubasia、LOFT9
TICKET :
チケット販売URL(イープラス) https://eplus.jp/synchronicity23
先行・一般通し券: 16,000円
先行・一般前売りチケット: 8,800円
*各ドリンク別
INFORMATION: SYNCHRONICITY info@kikyu.net / Spotify O-EAST ☎03-5458-4681
2023年4月6日(木) 新宿 BLAZE
https://shinjuku-blaze.com
「50歳25周年 魂の感謝祭 mixed by OKAJiiiiiii 」
OPEN 18:15 / START 19:00
出演: The Novembers / バックドロップシンデレラ / 藍坊主
TICKET :オールスタンディング 前売 ¥3,900(税込・D代別)
チケット一般発売日: 12月26日(土)10:00〜
INFORMATION : 新宿 BLAZE 03−5155−5990
2023年5月16日(火) 東京・WWW X
https://www-shibuya.jp/
「ライブナタリー “ヒトリエ × The Novembers”」
https://live.natalie.mu/event/hitorie-thenovembers
OPEN 18:45 / START 19:30
出演: The Novembers / ヒトリエ
TICKET :オールスタンディング 前売 ¥5,500(税込・D代別)
最速先行販売[抽選]: 3/1(水)18:00〜3/21(火・祝)23:59
受付URL : https://w.pia.jp/t/hitorie-thenovembers/
枚数制限:おひとり様4枚まで
年齢制限:3歳以上はチケットが必要となります。
INFORMATION : 株式会社ナターシャ live@natasha.co.jp

