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BAY FM『78 musi-curate』diskunion zone連動、曲解説コラム「DIVE INTO NEW WAVE OTOTSU EDITION #1」

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毎週水曜日 27時に放送、BAYFM 『78 musi-curate』の選曲を担当するdisk unionのプレイリスト番組。DJ/NEW WAVE伝道師のmoe the anvilによる選曲と、ピックアップした楽曲解説コラム「DIVE INTO NEW WAVE OTOTSU EDITION #1」をアップ。

O.Aリンク
78 musi-curate Hour.1 | bayfm78 |
2022/12/21/水 27:00-28:00

https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20221222030000

moe the anvil -YouTube Channel-
ジャパン『ライフ・イン・トーキョー』は時代が追いつけなかったニューロマンティック!再評価求む

【DIVE INTO NEW WAVE OTOTSU EDITION #1】
『ザ・ポリスのプログレ時代』

DJ/音楽コラムニスト、moe the anvil(モエ・ジ・アンヴィル)です。
bayfm『78 musi-curate』Diskunionゾーンでは月1回、70’s & 80’s NEW WAVE伝道師として活動する私が、今みんなに聴いてほしいNEW WAVEアーティストにちなんだ色んなことを語っています。
連動したこちらのコラムでは、放送後記やこぼれ話、プレイリスト楽曲解説などを気まぐれにお届け。

今回のテーマはスティング来日決定を祝して、スティング…ではなく、ザ・ポリスの方を(笑)。
やっぱりNEW WAVE的にはこっちでしょう。
といっても改めて紹介するまでもないバンドなので、今まで彼らについてあまり言及されることが無かった、デビュー前のプログレッシヴ・ロックなコラボ作品について語っています。
それが、エバーハルト・シューナーというドイツの現代音楽作家が手掛けたショーのサントラ『フラッシュバック』(1978)
ニッチですいません(笑)でもこれがかなり面白い実験的作品。
特にスチュアート・コープランドとアンディ・サマーズはプログレ畑の出身でもあるので(それぞれカーヴド・エアー、ソフト・マシーンに在籍)、こうした人脈ができあがったのでしょうね。シューナーはその後もモーグシンセを使用したアヴァンギャルド~プログレ作品を多く発表、1970年代後半~1980年代はディープ・パープルやタンジェリン・ドリームなど、ジャンルレスに著名なロックバンドとのコラボも展開。
放送では詳しい解説をしているので是非聴いてみてください。

今回のプレイリストはポリス関連の楽曲から、JAZZ ROCK、クラウトロック、エレポップなNEW WAVEなどプログレ的渋めセレクト。チルしたいときに!

moe the anvil PLAYLIST

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スティングの来日といえば、個人的にショッキングな思い出がひとつ。

2017年の日本武道館公演を2階席から観ていたのですが、アリーナ同様満席だったものの、どちらかというと20~30代の若めなファン層がスティングの代表曲“Shape Of My Heart”や”Englishman In New York”で盛り上がっておりまして。若いロックファンにちゃんと伝わってる、現役第一線を張ってる感が、さすがでした。

でもここはやっぱり、会場の大半を占める50代のファン同様(笑)、私もポリスの名曲を聴かなきゃ帰れないわけで。だいたいスティングのファンになるには、まずポリスを聴いてからソロ作を聴いて好きになる、というルートが、どの世代であっても定石だと思っていたのです。それくらい、ポリスはレジェンドだから。ロックファンの通過点にあるものだから(笑)。

でも、ライヴでいざ「ロクサーヌ」や「メッセージ・イン・ア・ボトル」をやっても、アリーナは歓喜の渦、大合唱なのに、私のいた2階席は何故かシラケていて、隣のカップルなんか、さっきは「シェイプ・オブ・マイ・ハート」を歌いながら感極まっていたのに、「ロクサーヌ」がかかると、この曲知らないね、有名なんだね、と、、、え?(笑)

まあカップルからしたら知らなくてもいいような悲恋の曲なのかもしれないが、でも逆に、よくポリスを知らずにスティングに辿り着いたなと。映画『レオン』の影響?

そう考えたら、ポリス時代とは打って変わったスティングのコンテンポラリーな音楽は、もうポリスの延長線上にはとっくに居ないわけで。こうやって並べて考えているのも、もうきっと古いんですよね。

…と、これが高校時代にお金が無くてポリス再結成ライヴに行けなかったことが人生最大の後悔である、平成生まれ時代錯誤音楽ファンの衝撃体験でした。現実を知りました。(笑)

来年3月の来日も今から楽しみ!

10代から70・80年代Punk/New Wave/ニューロマンティックに傾倒したことをきっかけに2017年よりDJキャリアをスタート。 J-WAVE番組イベントへの出演等を経た後、2018年からはディスコミュージックを中心にプレイ、アンダーグラウンドシーンにおいても、大貫憲章、松田高志、DJ MIKU、牧野雅己といった元新宿ツバキハウスDJとの共演などを重ね、プレイスタイルに磨きをかけていった。その傍ら、延長に派生したと解釈するIndie Dance / Dark Disco / Leftfield等をプレイ。 現在、都内唯一のNew Wave イベントである”New Wave Lounge”を主宰、主要クラブや野外ダンスパーティーGLOBAL ARK等へ出演するほか、活動はフロアでのプレイに留まらず、ラジオ番組レギュラー出演・音楽コラム執筆を通し、平成生まれの後追い世代ならではの多角的なアプローチ、ノスタルジックな雰囲気を残したセレクトで、幅広い世代に今昔のNew Waveサウンドを伝道する。
Twitter:https://twitter.com/moe_the_anvil
Instagram:https://www.instagram.com/moe_the_anvil/
MIXCLOUD:https://www.mixcloud.com/omni3118/

YouTube 【DIVE INTO NEW WAVE】

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