くらしをとことん考える無印良品 東京有明で、今とても音楽好きには興味深いイベントが開催されている。
それが、『SOUND OF ORDINARY LIFE』だ。
『SOUND OF ORDINARY LIFE』とは、無印良品 東京有明の店舗内で行われる、「感じよいくらし」に音楽を添えてみる。家具にあう音楽を探してみる。コーヒーに合う音楽を聴いてみる。質の良い睡眠と音楽の関係を考えてみる。アナログレコードにふれてみる。いろいろなテーマからくらしと音楽・本の関係性を探る(ディグる)企画として、2023年3月から不定期に開催されている。
前回6月に開催され、参加させて貰った『SOUND OF ORDINARY LIFE vol.2』のテーマは、「良い音と良い本を、良い椅子と。」。「本」と「音楽」を椅子とともに楽しむ「くらし×カルチャー」の企画で「Chair Fair」の最終週末を締めくくる「音楽と本」のイベントとなった。
6/17(土)と6/18(日)の2日間に渡り、ディスクユニオンのレーベルグループDIWと自分にとってゆかりあるDJにお声がけして、店内でくらしを豊かにする音楽をセレクト。さらに、フィンランドの国民的なオーディオブランドとして有名なGENELEC社にご協力頂いた、音響システムでお届けした。
また、音楽以外にも、ディスクユニオンの出版部門のDU BOOKSと、清水屋商店清水ヨーヘイさんによる本の選書に、ディスクユニオンの読書ブランドBIBLIOPHILICの『黒猫の本棚』『ブックコンテナ』を展示。
コーヒー坊や(from埼玉)と、Jo-Komatsu(from 東京有明)によるコーヒーやTEAを味わいながら、音楽と本と共にゆっくりと時間を満喫できるひと時を提供した、貴重な2日間となった。
参加したDJ陣(Funnel / 駒木野 稔 / 日山 豪 / 原 雅明 / SRRD)による選曲「くらしを豊かにする」をテーマにしたプレイリストも公開中。是非、チェックしていただきたい。(photo by: 奥村)
そして、無印良品 東京有明の開業3周年を記念し12月1日から3日間にかけて開催された『SOUND OF ORDINARY LIFE vol.4』のテーマは、「音のギフト」。
今回もGENELEC社にご協力いただき1日目は、無印良品東京有明 店長Tomomi Yuzakiさんによるミュージックセレクトイベント に始まり、3日目は「アンビエントミュージックのミュージックセレクトイベント /レコード販売 / コーヒー販売」として、確かな支持を受ける -春の雨 cafe&record -さんが出店となった。
自分は2日目のキュレーターとして、音楽のみに関わらず豊かな感性と選曲をしている4名のDJと共に参加。クリスマスも控える店内の「ギフト」を中心とした装飾やグッズと共に、各DJの個性的な選曲で足を運んで頂いた方達にも楽しんでいただけたのではと思います。
そして、改めて音響システムを導入しているGENELECスピーカーから放たれる音の良さに感動。贅沢にDJモニターは、8020D スタジオ・モニターを使用し、メインスピーカーには、G Fiveアクティブ・スピーカーを使用。「関東圏最大」の規模となる有明店の店内にもしっかり響き渡るパワーとサイズ感に、何度か足を止めて音について話かけてくれるリスナーやお客さんがいました。
また、印象深かったのが参加してくれたDJが、「普段DJ時にレコードをかけても気づかなかった音(繊細な音やチリノイズも含めて)を発見できた」というコメント。このサイズ感で、これだけのパフォーマンスとパワー、洗練されたデザインが無印良品やartekとのインテリアとも共鳴して馴染む、素晴らしいスピーカーだと改めて感じました。
第四回目の参加したDJ陣(Funnel / Atsuko Satori / Hiromi / MAHBIE / Satoshi Miya)による、「GIFT〜ギフト」をテーマに選曲したプレイリストは、こちら。また、それぞれのDJによる選曲コメントも是非チェックしてみてください。
Funnel:(Track1-5を選曲)
「音楽」や「音」は、空間に放たれた時点で、誰のモノでもなくなるもの。その空間に、空気のように掴めなくても確かに存在するもの。だからこそ、色々なシチュエーションで、それぞれ耳を傾ける人達にとってのサウンドトラックになるのだと思います。今回は、そっとお裾分けしたくなるような、心が温かくなる曲を選曲しました。
Atsuko Satori:(Track6-10を選曲)
テーマが『ギフト』という事で、ギフトってただのプレゼントというより、授かるものというイメージがあり、与えられるべくされてそこにあるというような、とても素敵な言葉だなぁとしみじみ思いながら選曲していました。そんな、素敵だなぁという気持ちになった曲たちをプレイリストにしました。みなさんとこの気持ちを共有出来たら嬉しく思います。
Hiromi:(Track11-15を選曲)
「GIFT」をテーマに、癒しや温もりを与えてくれる曲や時代を超えて愛される名曲やカバーを選曲。心地よいREUBEN VAUN SMITHのバレアリックサウンドやJazz N Palmsのメロウなジャズフュージョン。DeBargeやBobby Hutchersonの楽曲は多くのリスナーに愛され、Motown AllstarsからSmokey Robinson & The Miraclesの”Jingle Bells”はこの時期にふさわしいわくわくする音のギフトとして選びました。
MAHBIE:(Track16-20を選曲)
東京有明店3周年おめでとうございます!先日の3周年企画でDJを務め、DJ後に”再生ポリエステル使い履き心地の良いスリッパ XL”を購入したことを思いながら、5曲を選びました。このスリッパは、取り外し可能なインソールがあり、洗濯も簡単で便利でおすすめです。このインソールのように、プレイリストも長くご愛用いただければ幸いです。
Satoshi Miya:(Track21-25を選曲)
「音楽」は、新旧や有名無名とはず世界中にたくさんあって、その出会いは、僕たちを時に「穏やかに」時に「元気に」させてくれる、僕らの知らない世界中のどこかでそんな音楽が今もたくさん生まれていて、僕たちの日々の生活を豊かにしてくれる。それはGIFTそのものです。「作る方」それを「届けてくれる方」に感謝だなあ。そんなことを想いながら、今年よく聴いた曲や長く聴いている曲を選びました。
今後も無印良品 東京有明店さんとは、引き続き音楽を通じて「豊かなくらし」をお届けしていけたらと思っています。ぜひ、『SOUND OF ORDINARY LIFE』足を運んでみてください。