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ブラジルを代表するピアニスト/作編曲家となりつつあるハファエル・マルチニが、自身のセクステットを率いて ニューアルバム『Martelo』を 8/16 にリリース!

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待望となる最新アルバム『Martelo』は、マルチニが長年構想してきたプロジェクトを長い年月をかけて完成させた作品だ。演奏するのはハファエル・マルチニ(ピアノ/シンセサイザー)以下、ジョアナ・ケイロス(クラリネット/バス・クラリネット)、ルカ・ミラノヴィック(ヴァイオリン)、フェリペ・ジョゼ(チェロ)、アントニオ・ロウレイロ(ドラムス)、ペドロ・ドゥランエス(エレクトロニクス)といったミナスを代表する俊英ばかり。アコースティック/エレクトリック混成の、異形ともいえるセクステットである。
楽曲はいずれも自作曲(一部共作含む)で確固たるコンセプトに基づいている。このたび先行公開された「Nascente, Afluente, Vazante」は同じミナスのサンタ・ルジアという街で活動する音楽と舞台芸術のアーティスト、ジョニー・エルノがゲスト参加。トレードマークともいえる特殊楽器の”ビリンラータ”を用い、現実では感知できない声を聴くという特殊なテーマに挑む。
アルバム『Martelo』は 8 月 16 日に配信開始。その後 11 月には Think!Records より CD もリリースされる予定となっている。ジャズ、ポピュラー、室内楽、電子音楽。あらゆる音楽をのみこむ複雑なアレンジと、アコースティック/エレクトリック混成セクステットによる緊密にして奔放なアンサンブルはここに結実。現実と非現実をスリリングに行き来しつつリスナーを深遠な体験へと導く、圧巻の一枚だ。

Nascente Afluente Vazante
Rafael Martini

2022.08.05 RELEASE
THINK! RECORDS

■ハファエル・マルチニ Rafael Martini
ブラジルのミナス・ジェライス州出身の作編曲家/ピアニスト。ミストゥラーダ・オルケストラをはじめ2000 年代から数々のユニットに参加しつつ、自身の作品も定期的に発表。『Suite Onírica』(2017)ではベネズエラのオーケストラ+聖歌隊を迎え、古楽からジャズまでを横断する壮大なラージアンサンブルを披露。「1973 年にリリースされたヴェロカイ、アレトン・サルヴァニーニ、エドゥ・ロボらのレコードへの新たな回答ともいえる、素晴らしいコンセプト・アルバム」とエヂ・モッタも大絶賛するなど、にわかにミナスという地域を超えたブラジルを代表するマエストロとして認識されつつある。また同年、くるり主催の「京都音楽博覧会」にアレシャンドリ・アンドレスとともに出演し初来日。アントニオ・ロウレイロを筆頭に 2010 年代に大きな盛り上がりを見せた“ミナス新世代”シーンの代表格として、ここ日本でも高い人気を誇る。

Photo (c) Moreno Ramos, Paula Dante

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