〈OTOTSU〉は、diskunion DIW によるデジタル・キュレーション&ディストリビューションサービスです。詳しくはこちら

リリカルで凛とした雰囲気のピアノ・トリオの演奏をバックに、滋味深いスポークン・ワードを乗せる心地よい音楽— LAURA BUDRECKYTE『Vokologija』インタビュー

  • URLをコピーしました!

2020年、リトアニアのシンガー・ソングライターのプルナマシ・ヨガマヤ(Purnamasi Yogamaya)を知り、その素晴らしさに惚れ込み、リトアニアという国に興味を持った。その後、彼女と交流をもつサックス奏者のレミス・ランチース(Remis Rancys) の作品を知ることができたが、それ以降は、次なる作品になかなか出合うことが出来なかった。そんな折、ふいにParaphernalia Recordsのディレクターから教えてもらったのがこのラウラ・ブドレツキテ(Laura Budreckyte)のアルバム『Vokologija』だった。一聴して、そのクオリティーの高さに驚いた。リリカルで凛とした雰囲気のピアノ・トリオの演奏をバックに、滋味深いスポークン・ワードを乗せるスタイルがなんとも心地よく、今まで聴いたことがない新鮮な音楽だった。“Vokologija”とは“ Vocology ”、つまり発声学を意味する。本作は、自身のライフワークである音楽療法を取り入れた発声の課題のためのアルバムだという。聴けば聴くほどその魅力が深まるばかりのこのアルバムは、一体、どのような思いで作られて、どのような背景から生まれたのか、その鍵を見つけるためにラウラ・ブドレツキテに話を聞くことにした。

Text by 山本勇樹 Yuki Yamamoto (Quiet Corner)
Edit by 宮本剛志 Takeshi Miyamoto|山口隆弘 Takahiro Yamaguchi(OTOTSU編集部)

ラウラ・ブドレツキテ『ヴォコロギヤ』
2023年01月25日発売
Paraphernalia Records
PAPH-3
CD
ライナーノーツ: 山本勇樹 (Quiet Corner)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次