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~白昼堂々踊レ人類のピロートーク~ vol.1

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横浜〜東京のライブハウスシーンを中心に、そのキャラクターと演奏力の高さで話題を呼び、3月には初の全国流通盤リリース、4月にはワンマン公演も控える白昼堂々踊人類。”落語の枕”ならぬ、”白昼堂々踊レ人類の枕”と称して、そんな彼らの出会いやアルバム『真打』収録楽曲について紹介してゆく連載がスタート。メンバーそれぞれの個性あふれる内容を是非お楽しみいただきたい。
隔週木曜日更新。

文:ゴリ (白昼堂々踊レ人類)
編集:清水千聖 (OTOTSU編集部)


OTOTSUをご覧になっている皆様、はじめまして。数多ある記事の中からここを選ぶなんて…ありますよ、先見の明が。
改めまして、We are KENZENエンターテイメント「ハマのミクスチャーファンク」こと白昼堂々踊レ人類と申します。巷では「落語×ファンクのパイオニア」なんて言われてるとか言われてないとか。以後お見知り置きを…
今月より定期連載という形で記事を書かせていただくことになりました。
栄えあるトップバッターはボーカルゴリが担当いたします。

さて

タイトルから期待していた方々の出鼻を挫くことになりますが、本記事はお色気の類ではございません。残念でしたね、おませさん。
…ブラウザバックしようとした方々は、もう少しお付き合いください。
我々がコンセプトとしている落語というものには、本編に入る前に世間話や小話を行う「枕」というものがございます。
それに倣いまして、我々どもでも皆様が白昼の楽曲の世界観にスムーズに入れるような導入として世間話やら小話をしてみようじゃあないか…と考えたところが本記事のオリジンでございます。
それでは行ってみましょう。Plus Ultra!!

昨年からリリースしてきたEP『前座』『二ツ目』に続きまして、この度初の全国流通盤フルアルバム『真打』をリリースすることとなりました!あざす。
まぁなんと言っても目を引くのがこのタイトル。こちら落語家の階級にちなんで名前がつけられているわけです。…随分と大それた名前をつけたもんですねぇ。
バンド結成からこのフルアルバム発売に至るまでちょうど5年かかった訳ですけど、その間に共演者やお客様からこんなことをよく聞かれました。
「なんで落語をコンセプトにしようと思ったんですか?」って。

話は遡ること13年前、キャッハウフフなキャンパスライフを夢見ていた私は
「めっちゃ友達作るぞ!」と息巻いて新歓コンパに向かったところ
「オレは犬になりてぇ!!」と豪語するかなりヤバめな男と出会いました。

そう

ドラム吉田です。

マジで怖かったです。
最初はただのオシャレな大学生にしか見えなかったのに話が進むにつれてヤバさが露見していく様子は、さながらA24制作の映画みたいでした。

なんやかんやあって同じ軽音楽部で苦楽を共にした我々は、「バンドやろうぜ!」的な空気になります。その後部活の後輩や絡みのある友人たちに声をかけて出来たのが白昼堂々踊レ人類の原型です。ちなみに最初の名前は「サンダーファイヤーエターナルブリザード」でした。かっけぇ!

サンダーファイヤー(以下略)のバンドの方針や歌詞の方向性を打ち合わせしている時、吉田くんはウキウキでとある映像を見せてきました。
「この落語家さんめちゃくちゃすげぇぞ!」
そういって見せてきたのは柳家喬太郎師匠の『時そば』という噺の枕(芸術点めちゃくちゃ高いから是非みて欲しいです)。
それ以来「落語ってすげぇな」ってなってしまった私はいそいそとギターを手にカチャカチャやりながら古典落語の動画をみる日々をしばらく過ごしました。
そんなこんなでとある曲が出来上がったのですが、メンバーからの反応はかなり良く
こうして僕らは「落語×ファンク」をコンセプトにやっていくバンドとなったのです。
…実はバンドとしてはそれ以外のテーマもあるのですが、それはまた別のお話。

というわけで今回はそんな白昼堂々踊レ人類の行く末を決める事になったこちらの曲を紹介しましょう。

白昼堂々踊レ人類で
まんじゅうこわい

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