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サンドロ・ペリやライアン・ドライヴァーらを輩出したトロントの音楽シーンから出現した新たなる才能— Justin Orok『Kanata』インタビュー

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カナダ・トロントを拠点に活動するシンガー・ソングライター、ジャスティン・オーロック。おそらく多くの人がその名を初めて耳にするのではないだろうか。かく言う自分もそうであったが、こんな素晴らしい才能がまだカナダにいたとは。初めて彼の音楽を聴いたときは驚きを隠せず、思わず感嘆の声を上げてしまった。ブルース・コバーンやトニー・コジネクといった同郷のレジェンドたちのリリカルな遺伝子をしっかり受け継ぎながら、ここ数年注目を集める、サンドロ・ペリやライアン・ドライヴァー、マーカー・スターリングらによる、ミュージック・サークルからも影響を受けて、洗練された現代的センスのもとで、オリジナリティーあふれる音楽性が発揮されていたのであった。程よくジェントルな歌声と、フォークとジャズが絶妙に溶け合ったメロウな風合いも素敵だし、ヴィブラフォンや管弦楽器を取りいれたアレンジも心憎いほど見事。先に挙げたアーティスト以外にも、ケニー・ランキン、ニック・ドレイク、キングス・オブ・コンビニエンス、ホセ・ゴンザレスなど、いくつもの名が浮かんできて、自分と同じような音楽ファンがいれば、思わずシェアしたくなる作品なのだ。CDのライナーノーツには、この『Kanata』の魅力を存分に書いたつもりだが、よりそれを深く知ってもらいたいと思い、ここにインタビューの全貌を公開する。

Text by 山本勇樹 Yuki Yamamoto (Quiet Corner)
Edit by 宮本剛志 Takeshi Miyamoto

ジャスティン・オーロック『カナタ』
2022年12月21日発売
Paraphernalia Records
PAPH-4
CD
ライナーノーツ: 山本勇樹 (Quiet Corner)

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