GOOD BYE APRILのメジャーデビュー決定を記念し、バンドが12年の歴史でお世話になってきた方々へデビューの報告を兼ねて、これまでのことやこれからのことなど様々な内容を語り合う対談企画がスタート。
第四回は、倉品の音楽人生が始まるきっかけとなったミュージシャン·湯川トーベンさんが登場。
井の頭公園の池の畔でギターを片手に、二人の関係性やこれまでの思い出話など貴重な話が続々飛び出したり、バンド歴50年になる大先輩からの言葉に感激したり…
インタビュー・テキスト : 石川大樹 編集:伊藤晃代(OTOTSU 編集担当)
― 二人が初めて出会ったのは?

トーベンさんが元々1999年くらいから信州にツアーで来られていて。

RAVENという佐久のライブハウスにお世話になってたんですけども、ちょうど翔も出ててね。

僕当時中学2年生で、オープニングアクトをやらせていただいたのが最初で。最初どういう印象でした?(笑)

やっぱり声が印象的だったよね。で、最初から曲作って自分の歌を歌ってて、声が綺麗だなっていうのと、あとはお父さんが一生懸命応援してくれてるっていうのが印象的でしたね。それがもうこんな立派なおじさんになられて。

いや本当ですよ!もう30歳超えちゃいましたからね。トーベンさんは今でも毎年信州にツアーで来られますよね。

毎年旅する時に「一緒にやろうよ」って翔を呼んで。小諸(長野県)に「読書の森」っていういい所(ライブする場所)があるんですよ。

生音でできて、野外でもやれてっていう。

そこでだいたい毎年のように一緒にやってますね。
― 印象的な思い出は?

高校の頃やってたlightshipっていうバンドのレコーディングを東京でトーベンさんプロデュースでやらせていただいて。

父兄とかついてきたもんね、お母さんたち心配で。「この子達プロでやっていけそうですか?」って聞くから「いやバンドマンはやめといたほうがいいんじゃないかなぁ…」って言っといたんだけど…(笑)

(笑)

結局翔だけ残ったのかな?

そうですね、当時のメンバーは僕だけ残って。

だから彼は中学からずっと頑張って来てるってことですよね。ついにメジャーじゃないですか、ずっと続けてるといいことがあるということですね。曲もいっぱい作ってるし…よくそんなに作れるね、考えられないよ…(笑)

(笑)

でもずっと前から「GOOD BYE APRIL武道館やってね」って言ってるけど、あれは本気で思ってるから。その時は招待してね。

もちろんです!ライブに来ていただく度にいつも言っていただくんですけど、その言葉が本当に励みになってるので。

(壁の影から)こうやって見てるから。

ちゃんといい席を用意しますから(笑)

メジャー系にバッチリ行ったほうがいいと思ってたからさ、今回のことは本当に嬉しいんだよな。ほぼ息子みたいなもんだからさ(笑)

いや本当に、東京のお父さんみたいな所があるので(笑)

中学生から見てるからな(笑)

あとすごく覚えてるのが、僕がGOOD BYE APRILを始めたての頃に一緒にライブを見に行ったことがあって、当時まだ「自分がバンドマンやれんのか?」みたいに思ってたことがあって。

迷いがあったんだ。

で、そういう話を僕がしたんだと思うんですけど、その時に「バンドはやるかやらないかだよね」ってポロッと言ってて。

あはは(笑)でもそれはそうだね、やるかやらないかしかないから。あまり深く考えずに、どっちかしかないからっていうことだね。

なんかすごく当たり前のようでめちゃくちゃ深い言葉だなと思って。それで「あ、じゃあもうやるって決めたからやろう」って、悩んでた小さいこととかはどうでも良くなったというか。それで続けてたから今があるというか。

偉いなあ、俺長続きしねぇんだよ…

そうなんですか!?(笑)
― これからに向けて

バンドもそうですけど、弾き語りとかで「人前で歌うことってどういうことだろう?」っていうのはトーベンさんから10代の頃から学んできたところがあるので。

学ばせたようなことは何一つないけど…(笑)

いやいやいや、そんなことないですよ(笑)

でもさっき言ったような「読書の森」とかは生音だから。生音でやることのすごく意味があるじゃない、大事だなと思うんだよね、やっぱり基本だから。

そうですね。

ちゃんと一人でもやって、それをバンドに還元することが一番大事というかね。一人で背負う事とかあるじゃん。教えてくれよ色々俺に(笑)

いやいや(教えることなんか)ないですよ!(笑)これからも信州で年に一回ご一緒できたらと思うので、これからもよろしくお願いします!

こちらこそ。
対談動画ではこのあと二人によるスペシャルセッションも披露されています。動画でもぜひ二人の対談をお楽しみください!
▼ 湯川トーベンが選ぶGOOD BYE APRILの一曲「キレイ」
湯川トーベン
1953年9月4日生まれ 東京出身。
‘73年~ 神無月
‘75年~ ハート·オブ·サタデイナイト
‘80年~ 子供ばんど
‘83年~ アルファベッツ
‘86年~ 村田和人バンド
‘89年~ 遠藤賢司バンド
’90年~ フォークロックス(中野督夫·湯川トーベン·永井ルイ·向山テツ·本多正典)
‘99年~ とくべん(中野督夫·湯川トーベン)
‘03年~ トリプル·ダイアモンド(高橋マコト·嶋田吉隆·湯川トーベン)
‘11年~ 天月(田中裕千·向山テツ·湯川トーベン)
その他、五島良子、りりィ、江口洋介、斉藤和義、Cocco、スパイラルライフ、スクーデリア·エレクト口、黒沢健一、斉藤哲夫等のライヴ·サポート。
吉田拓郎、浜田省吾、玉置浩二等のレコーディング。
現在はソ口、セッション等で全国各地を寅さん演奏旅行中。
‘99年 ソロアルバム「ハナ」
‘03年 「うた」
‘05年 「そら」
‘13年 「おはよう今日一日 君は何しているの」「勝手にベスト」
‘18年 「2/21/2007 LIVE」
‘19年 「アリくんの唄」を発表。
(湯川トーベン公式HPより引用)

GOOD BYE APRIL
メジャーデビュー記念ワンマンライブ “Feel So Brand New”
日程:2023年4月7日(金)
会場:渋谷duo MUSIC EXCHANGE
< Support Member >
Tb : 湯浅佳代子 / Tp : 織田祐亮 (TRI4TH) / Sax : 藤田淳之介 (TRI4TH) / Pf : 清野雄翔
開場 18:30 / 開演 19:00
<チケット情報>
前売 ¥5,500 / 当日¥6,000 (全席自由) (+1drink)
※前売りチケット購入者に来場特典あり。
※小学生以上有料 ※お一人様4枚まで
・一般発売日(プレイガイド) *整理番号B1~並列
イープラス https://eplus.jp/goodbyeapril/
ローソンチケット https://l-tike.com/goodbyeapril/
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/goodbyeapril/
主催/企画/制作:DISK UNION/DISK GARAGE
お問合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888(平日10:00~15:00)

major debute single 『BRAND NEW MEMORY』
GOOD BYE APRIL
ニューミュージック界の名門レーベル 日本クラウン”PANAM”よりメジャーデビューシングルを4月5日にリリース決定!
シティポップ界を代表するメロディメーカーの林哲司氏がプロデュースを手がけ、 忘れられない大切な人とのひと夏の思い出を、懐かしさ感じる80年代のフィリーソウル/AORサウンドにのせた楽曲となっている。
5月24日には同曲の7inchアナログ盤もリリース!
B面には同じく林哲司氏プロデュースの名曲「TRANSIT IN SUMMER」カヴァー を収録!
2023.04.05 DIGITAL RELEASE
PANAM LABEL
2023.05.24 7inch vinyl RELEASE
DOBEATU
Side.A BRAND NEW MEMORY / Side.B TRANSIT IN SUMMER
メジャーデビュー記念対談企画・連動プレイリスト
「My Favorite Songs of GOOD BYE APRIL 」随時更新中!
1.明日はきっと少しだけ selected by AYANA INOUE
2.ラストダンス / 3.Xanadu / 4.FANTASY selected by 松田ナオト
5.真夜中のトビウオ / 6.リップのせいにして / 7.冗談 selected by Tomoya
8.キレイ selected by 湯川トーベン
