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AJATE and STEPAK TAKRAW『私を構成する9枚』その② / マグナム (STEPAK TAKRAW)×キクリン (AJATE)

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4月8日(水)に関東を拠点とするアジャテと関西を拠点とするセパタクロウによる、世界でも類をみないアフロ・グルーヴ・バンドのスプリット10インチ・シングルが発売される。

その発売を記念して、それぞれのメンバーによる「私を構成する9枚」を本人のコメントを添えてお届けする。

第2回目は、セパタクロウからはマグナムアジャテはキクリンという両バンドのベーシストが、それぞれを構成する9枚をセレクトしてくれた。今回も、それぞれのバンドの音楽性を構成する要素を感じ取ることもできるので、ぜひ読んでみてください。

Text:マグナム&キクリン
構成:森崎昌太

▼第一弾はこちら(竹内洋一×ジョンいまえだ)▼


●マグナム (STEPAK TAKRAW=セパタクロウ / Ba.)

●The Beatles / The Beatles

いわゆる”ホワイト・アルバム”。高校2年くらいからビートルズにがっぷりハマりその中でも1番ハマったアルバム。ビートルズ史上最も内容がバラバラ等の批評も読みましたが、その幅の広さが非常に好きです。中でも’Dear Prudence’のベース&ドラムなんか最高です!

●K / Kura shaker

その高校時代にブリットポップ・ブームが加熱してまして、オアシスvsブラー戦争みたいな雰囲気がありましたが、そんな中だいぶ一線を画すバンド、クーラ・シェイカーが現れガツンとやられました。1曲目の’Hey dude’の入りのベースからもうブリブリ。なんか激しさとイナタさの丁度ええ塩梅と言うか、ちょっと哀愁も漂う感じが堪りません。 何故か’Start all over’を聴くとチャーリー・コーセイを思い出します。

●Blood Sugar Sex Magik / Red Hot Chili Peppers

その後、高校卒業あたりにミクスチャー・ブーム到来で、僕がその当時やっていたバンドもモロに影響を受けて、ビートルズとレッチリのカバーと、ハードコアみたいなオリジナルを、1本のライブでやる胸焼けしそうなバンドをしていましたが、その当時1番聴いたアルバム。言わずもがな過ぎる1枚なので何も言うことなしの素晴らしい内容です!

●Keep on Steppin’ / The Fatback Band

その流れの中、レッチリ 経由でP-FUNKやスライ&ザ・ファミリーストーン(もちろんジェームス・ブラウンも)を聴くようになり、骨太ファンクなこのアルバムと出会います。「なんだろう、この感じ」と、スライを聴いた時とは違うゾワゾワ感が駆け巡ったのを今でも思い出します。とにかくベースが渋い!1曲目からタイトルが’Mister Bass Man’!ファンクにおいてのベースの重要性を認識させられたかもな一枚です。

●Heavy Rhyme Experience Vol.1 / The Brand New Heavies

もうイナタ系ファンクにどっぷりの20代初め、ほぼほぼ70年代の音楽を聴いてましたが、たまたま行き着いた1992年発表のこのアルバム。アルバム冒頭からのタンバリン、クラップ、ベースの入りとドラム、ギターの絡み、これだけでヨダレがでそうな上に、またラップも最高で、ヨダレかけ必須の極上グルーヴです。もうファンクの最終形はこのインストの編成でいいんじゃないかと思えるほど。

●Fully Loaded / Magnum

まだまだファンク熱冷めやらぬ20代前半、とにかくファンキーな物を一生懸命聴いていましたが、このアルバムは特にハマりました。特に好きな1曲目の’Evolution’。コンガの入りからそそりまくり、じわじわ来てからの思わず真似したくなる様な小気味良いボーカル。間奏のシャウトにめっちゃエコーかける感じとかもツボです。因みにですが、僕の”MAGNUM”という芸名もこのバンドから丸々いただいてます。  

●Inspiration Information 4 / Jimi Tenor・Tony Allen

ファンクをたっぷり吸収し、もはや血となり肉となった?20代半ばくらいから色んな音楽を聴く様になり、アフロビート にも自然な流れで行き着く事に。その流れのまま、STEPAK TAKRAW(=セパタクロウ)が始まり、更にアフロビート を聴くようになります。フェラ・クティ御大はもちろんですが、その当時も現役のトニー・アレン師匠には随分お世話になったと思います(ただ音源を聴いてるだけですが)。フィンランドのジミ・テナーというサックス奏者とコラボしたこのアルバムも非常に面白い内容でした!色々なミュージシャンと積極的にコラボしているトニー・アレン師匠、ビッグ・リスペクトです。

●SOL / Raul Monsalve y los Folajidos

昔に聴いたアルバムの紹介が多かったので、最近の中から1枚。ベネズエラのベーシストであるラウル・モンサルべが率いるバンドという事で、強烈なリズムの曲と、ベネズエラ民謡なのか非常に哀愁の漂うメロディの曲もあり幅広い1枚。南米とアフロビート の融合と言うべきなのか、一筋縄ではない感じが今後も興味津々であります。フェラ・クティの’Highlife Time’をまんまリズムを変えて’Calypso Time’として演ってるところなど、何か意図を感じます。

Cymande / Cymande

ここまでは大体時系列を追って紹介させていただきましたが、ラストは全てを飛び越えてこちらを。なにせ初めて聴いてから四半世紀を超えても永遠に僕の中でのNO.1でございます。初見からやられっぱなしの歌いまくるベースライン、西インド諸島出身のバンドということもあり、カリブの雰囲気とちょっと都会っぽさもあったり、哀愁漂うボーカルも含め全ての混ざり具合がツボ過ぎます。そしてなんと2010年代に再始動と言うビッグサプライズも。ともかく”Cymande LOVE”でございます。

最後にこの企画にご招待いただき、大変感謝です。

自分の半生も振り返ったかの様でいい機会になりました。

最後までご精読ありがとうございました。

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