南アフリカ産ハウス・ミュージックの派生ジャンルとして発祥し、2021年頃から日本国内でもクラブ・シーンでも浸透し始め、今では多彩なジャンルのDJが自然とプレイリストに加えているほどポピュラーとなったダンス・ミュージックである“Amapiano=アマピアノ”。
そのアマピアノの文脈から登場し、R&Bやアフロビーツなども取り込んだポップでキャッチーな音楽性で一般の音楽ファン層へもその名をとどろかせた南アフリカのシンガー・Tyla(タイラ)の爆発的なセールスと、Summer Sonicへの出演(2024年)によって、アマピアノはその認知度をそれまでとは異なる層へも拡大させることに成功した。

そのTylaの再来日・単独公演も控える2025年、国内でも屈指のアマピアノ・プロデューサーでありDJでもあるaudiot909(オーディオット・ナインオーナイン)が2023年に配信のみで発表した傑作アルバム『JAPANESE AMAPIANO THE ALBUM』のフィジカル・リリースが決定。

それに先駆け、作中でも屈指の歌モノ・ナンバーでもあるシンガーのCHIYORIをフィーチャーした”秘密”と、TOMC(トムシー)と共作したトラックで、Dos Monosの荘子itがラップする”The Out of Africa Hypothesis “の2曲を収録した先行7インチ・シングルの発売がアナウンスされた。既に各ストアでの予約が開始されている。

■ARTIST:audiot909
■TITLE:秘密 feat. CHIYORI / The Out of Africa Hypothesis feat. 荘子it, TOMC
■RELEASE DATE:2025/12/17
■FORMAT:7inch Vinyl
■PRICE:¥2,750 (Tax in)
■LABEL:JAPANESE AMAPIANO RECORDINGS
国内外問わず、アマピアノがフィジカル化されること自体が稀有な出来事となっている上に、今回の7インチ・シングルも限定プレスのため、買い逃すことなく早めの予約を推奨する。
■Profile
●audiot909

プロデューサー/DJ/ライター。元々ハウスのDJだったが2020年から南アフリカのダンスミュージックAmapiano制作に着⼿。2022年にラッパーのあっこゴリラを迎えてリリースしたシングル「RAT-TATTAT」は各媒体の主要プレイリストに数多く取り上げられ、世界に広がるアマピアノを取り上げたSpotifyのドキュメンタリー映像「Music That Moves: Amapiano」にピックアップされるなど⾃主リリースながら異例のヒットを⾶ばした。
2023年からはQN、CHIYORI、荘⼦itといったラッパー/シンガーとのコラボレーション楽曲を次々にリリース。そして活動の集⼤成としてリリースした1stフルアルバム「JAPANESE AMAPIANO THE ALBUM」は海外のプレイリストやメディアにて絶賛されるなど日本のアマピアノにおけるパイオニアとしての存在感を示した。
近年は近隣シーンへの楽曲提供も手がけており、そのクリエイティビティはジャンルの垣根を超えて評価されている。その中でもシンガー/ラッパーmezzと制作した「Touch」やPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEへのリミックス提供は大きな反響を得た。また、音楽制作のみならずSound & Recording Magazine誌での連載やRolling Stone Japanへの寄稿、TOKYO FMへのラジオ出演など様々なメディアにてアマピアノの魅⼒を発信し続けている。
◆instagram: https://www.instagram.com/audiot909/
●CHIYORI

シンガー。過去に2枚のソロアルバムに加え、自身のバンドアルバムの他、様々なラッパーやプロデューサーの作品で客演作品を残している。
2021年実質4枚目となるアルバム、CHIYORI×YAMAAN「Mystic High」をリリース。Memphis RapとAmbientにインスパイアを受け制作し、自主レーベル聚楽録音よりカセットテープとCDやLPを発表した。
2024年には南米チリ在住のアーティストと制作した、CHIYORI, YAMAAN, MARIAPEPINOS「おめでとう PARABIÉN」EPをリリース。南米のリズムやヒップホップ、ニューエイジハウスなどを取り入れた多国籍な歌と声が交差する色彩豊かな作品となった。
◆instagram:https://instagram.com/_chiyori_
◆Web Shop:https://chiyorishop.thebase.in
●荘子it(ソウシット)

1993年8月24日生まれ、東京都出身。2015年に中学生時代の友人であるTaiTanと没 aka NGSと共にDos Monosを結成、全曲のトラックとラップを担当する。18年にアメリカのレーベル・Deathbomb Arcと契約を結び、19年3月に1stアルバム「Dos City」でデビュー。20年に「Dos Siki」、21年に「Dos Siki 2nd season」「Larderello」などの作品をリリース。英ロンドンのバンドblack midi、米アリゾナのInjury Reserveや、台湾のIT大臣オードリー・タン、小説家の筒井康隆らとの越境的な共作曲も多数。24年3月に吉田雅史との共著書「最後の音楽:||ヒップホップ対話篇」を上梓。5月末にリリースしたアルバム「Dos Atomos」以後、DosMonosは第二期へ移行しヒップホップクルーからロックバンドになった。25年5月7日に最新作「Dos Moons」をリリース。映画「海辺へ行く道」で自身初の映画音楽を手掛けた。
◆instagram:https://www.instagram.com/so_shi_it_dosmonos/
●TOMC

ビート&アンビエント・プロデューサー。
カナダ〈Inner Ocean Records〉、スウェーデン〈Insert Records〉、日本の〈Kankyo Records〉〈Local Visions〉〈カクバリズム〉など、国内外の人気レーベルから作品を発表。2023年作『True Life』は “2020年代のNujabes” と称され、海外音楽メディア〈Small Albums〉の年間ベストアルバム企画にも選出された。
近年は、半世紀超の歴史を持つ日本のパイオニア的実験音楽集団〈タージ・マハル旅行団 (現・STONE MUSIC) 〉に参加し、インドツアーにも帯同。一方で、J-WAVEへのマンスリーDJミックス提供や小室哲哉・tofubeatsらとの対談、大阪・関西万博でのライブも行うなど、メジャー / アンダーグラウンドの垣根を超えた独自の活動が注目を集めている。
文筆家の一面もあり、近著に『J-POPの音楽的冒険:レアグルーヴ感覚で楽しむ日本のメジャーポップス』(DU BOOKS) など。
◆Spotify : https://spoti.fi/2NlRT1c
◆Apple Music : https://music.apple.com/jp/artist/tomc/1449250107
◆Instagram : https://www.instagram.com/tstomc
◆X (Twitter) : https://twitter.com/tstomc

