GOOD BYE APRILのメジャーデビュー決定を記念し、バンドが12年の歴史でお世話になってきた方々へデビューの報告を兼ねて、これまでのことやこれからのことなど様々な内容を語り合う対談企画。
最終回となる第十二回は、シドのドラマー・ゆうやさんが登場。普段から飲み仲間としても交流のあるゆうやさんと、ほぼ初めてお酒を介さず対面。名古屋で偶然出会ったり、バースデーイベントでバンドを組んだり…など様々なエピソードが語られ、つのけんに託された機材の裏話なども飛び出します。
インタビュー・テキスト : 石川大樹 編集:伊藤晃代(OTOTSU 編集担当)
― 初めて出会ったのは?

初めて会った時のことって覚えてます?



あれだよね?今やってるTASSHI会(元Aqua TimezのTASSHIを中心としたバンドマンの飲み会)のところで、TASSHIが連れてきたのかな?



そうですね。でも実はその前に、Sakura(元L’Arc~en~Ciel)さんとのドラムイベントの時に行って、ご挨拶だけさせていただいてたんですよ。



うっそー!その時だったっけ!?それで「今度その会来ちゃいなよ」ってなって来たんだっけ。



僕は本当に高校時代めちゃくちゃシド聴いてたので、最初は「うわ、本物だ…!」ってめちゃくちゃ緊張したの覚えてて。それで2回目にその会でご一緒して、そこでグッと近くなれたなっていう。その会は今もよくお世話になってるんで。



今またね、出欠確認とってる最中だからね(笑)
― 印象的な思い出は?



俺結構その界隈だとグッバイ見に行ってて、名古屋でも見に行ったもんね、たまたま名古屋で一緒になって(笑)



僕もほんとその印象が一番強くて、僕らが名古屋でライブやった時に、出番前にゆうやさんが楽屋に「おーお疲れ!」みたいな感じで入ってきて(笑)あれは本当にびっくりしましたね。ちょうどライブの前乗り日だったんですよね?



そう、前乗り日で名古屋にいて、ご飯どうしよっかなーってネットで調べてたら「あれ?GOOD BYE APRIL名古屋いるじゃん」みたいな。「じゃあちょっと突撃しよっかなー」みたいな感じで(笑)



いやほんとにびっくりしました(笑)



しかもたまたまあの期間俺たかしにギター貸してて、突撃で行って使ってなかったら傷ついちゃうなあ…って思ったけど、ガッチリ使ってて。



バリバリ使ってましたね(笑)



俺ドラムだからギターをステージで鳴らすことなんかないし、自分のギターの音をステージの外で聴いたの初めてだったから、めっちゃ良い音じゃんと思って。



たかしもめっちゃ気に入ってました、「ヤバい!」って。



その後飲み行ったんだよね。





近くの中華屋さん行きましたね。しかもその次の日のケータリングがそのお店だったんですよね?



そう!びっくりしたよねあれ。そこの大将がすごいミーハーで、「ミュージシャンなの?明日俺Zeppに弁当届けんだよ!」って言ってたんだけど、「Zepp俺なんだけど…」と思いながら(笑)



僕もう一つあって、ゆうやさんのバースデーイベントで僕がゆうやさんの後ろでドラムを叩くっていう貴重な経験をさせていただいて。



そうだよ~!ドラム叩いてもらったね!



あれはもう僕からしたら、高校の時にすごく聴いてたアーティストのイベントでご一緒できるなんて思ってもなかったので、僕にとっても(その時演奏した)ゆうやさんが作曲された「冬のベンチ」は本当に大切な1曲になりましたし、その時使ってたゆうやさんのスネアも受け継いで使わせていただいて。



そうそう、そのままあげてね。



こないだのワンマンでもガッツリ使わせていただいて、メインで使ってます!
― GOOD BYE APRILで好きな曲は?



基本的にグッバイのやってる音楽のテイストが好きで、全体的なサウンド感から、あの時代のメロポップ的なところの感じとかが、そういうのも込みで唯一無二なのかなっていう。グッバイでしか聴けないサウンド感があるし、年齢層が広くみんなに愛されるようなバンドなんじゃないかなって気がしてて、その流れでライブを見に行った時に「つのけんスネアの音こんな感じの方が絶対いい」って思って、それを確かめたかったっていうのもあってイベントで叩いてもらったんだよね。



あぁそうだったんですね…!



それが俺の理想ならそのままあげちゃおっかなと思って、それがほんとに理想な感じだったから「つのけんやっぱそっちのドラム上手いね」って思って。



うわぁ…嬉しいです、ありがとうございます…!



グッバイで好きな曲だと、シャッフルの曲あるよね?前ワンマンでもやってたやつ。



「MOONLIGHT MUSIC」ですね!



ライブ全体的には「めっちゃ盛り上げます!」みたいな感じじゃないじゃん?そんな中でああいう曲をやると熱がスッと上る感じがあって。なるほど、そういうバラエティの広さもあるんだなっていう印象だね。



ありがとうございます!
― これからに向けて



つのけんからは「メジャー行くかもしれないです」って段階から連絡もらって、「メジャー行きます!」って時も連絡くれて。こっからメジャー1年目だけど、メジャーってインディーズの時にいたスタッフさんと、メジャーで新しくつくスタッフさんっていう風に、周りについてくる人たちが増えると思うんだよ。いろんな責任も生まれてくるからちょっといろいろ考えちゃう時もあるかもしれないけど、芯を持って音楽を貫き通していけば絶対誰かは好きになってくれるし、その誰かの好きの数をいっぱい増やせていけるようにやっていけば絶対成功すると思うので、頑張ってください!



ありがとうございます!
ゆうや(シド)




2023年5月25日(木)
LOFT RECOMMEND 2023 ~三つ巴編~
出演:GOOD BYE APRIL / fusen / macico
開場/開演 18:30 / 19:00
前売¥3,000 / 当日¥3,500 / 学割¥2,000 (+1Drink)


major debute single 『BRAND NEW MEMORY』
GOOD BYE APRIL
ニューミュージック界の名門レーベル 日本クラウン”PANAM”よりメジャーデビューシングルを4月5日にリリース決定!
シティポップ界を代表するメロディメーカーの林哲司氏がプロデュースを手がけ、 忘れられない大切な人とのひと夏の思い出を、懐かしさ感じる80年代のフィリーソウル/AORサウンドにのせた楽曲となっている。
5月24日には同曲の7inchアナログ盤もリリース!
B面には同じく林哲司氏プロデュースの名曲「TRANSIT IN SUMMER」カヴァー を収録!
2023.04.05 DIGITAL RELEASE
PANAM LABEL
2023.05.24 7inch vinyl RELEASE
DOBEATU
Side.A BRAND NEW MEMORY / Side.B TRANSIT IN SUMMER
メジャーデビュー記念対談企画・連動プレイリスト
「My Favorite Songs of GOOD BYE APRIL 」随時更新中!
1.明日はきっと少しだけ selected by AYANA INOUE
2.ラストダンス / 3.Xanadu / 4.FANTASY selected by 松田ナオト
5.真夜中のトビウオ / 6.リップのせいにして / 7.冗談 selected by Tomoya
8.キレイ selected by 湯川トーベン
9.あなたの帆に吹く風になる / 10.Xanadu selected by Studio Dig
11.アイス / 12.SAFARI / 13.水蒸気 / 14. feel my hush selected by オカモトコウキ
15.初恋のシルエット(寺嶋由芙) selected by 加茂啓太郎
16.missing summer selected by 樋口寛子
17. I’m for you / 18.深海プラットフォーム / 19.レモンの花 selected by Ryu
20.君がいなきゃ selected by 伊東歌詞太郎
21.冗談 / 22.キレイ selected by ヒグチアイ
23.MOONLIGHT MUSIC selected by ゆうや

