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THE STEPHANIES インタビュー(後編)|NEWアルバム「PLUMP UP」リリース記念。バンドの変遷をたどり、バンドの今までとこれからに迫るインタビュー。アルバム全曲解説も敢行。

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2024年5月22日に、約8年ぶりの全国流通アルバム「PLUMP UP」をリリースしたロックバンド『THE STEPHANIES』(ザ・ステファニーズ)。アルバムの発売を記念し、メンバー全員にインタビューを敢行。これまで語られることの少なかったバンドの変遷から、Drop’sメンバーの合流、そして新作「PLUMP UP」の全曲解説まで、たっぷり前後編にわたりお届けします。

後編は新作「PLUMP UP」全曲を深堀していきます。

インタビュー・編集:緑川ひなの(NOSHI Z LABEL/OTOTSU)



─それでは、5/22発売「PLUMP UP」について、1曲ずつ深堀りして聞いていこうと思います。まずは昨年末に配信シングルとしてリリースされた3曲について。『candy girl』は、結構前からあった曲ですよね。

SHIRO

『candy girl』は前体制時からライブで演奏していた曲ですが、4人で演奏するようになって一番感じるのはギターが映える曲だなと。

荒谷

ライブでもよくやっていた曲ということで、今回かなりリアレンジを加えました。勢いがあって、サビでコードもメジャーになりパッと明るく開ける印象がもともとあったのでよりサビを歌いやすいものにしたく、しろさんにメロディを少し変えてもらったのと、ギターは90年代のJ-POPを少し意識してフレーズをつけてみました。

SHIRO

荒谷ちゃんの攻撃力高いギターの音に負けないように他3人も攻めの姿勢で進んでいくのが好きです。殴り合ってるところもあれば尊重しているところもあり、不良になりきれない真面目さが音にも表れている気がします。

小田

荒谷がイントロのフレーズを持ってきた時点で、「ベースで応戦しなければ」という気持ちで作っていったらだんだんとゴリゴリになりました(笑)

荒谷

リードギターを入れて全体の音の攻撃力が増して進化したかな、と思ったけど、更に分かりやすく変化を付けたくて、アウトロを追加しました。

みっち~

この曲は短かかったのもあるし、あらぴ(荒谷の愛称)のギターソロが本当に好きだから、アウトロにギターソロ入れて欲しい!とねだりました(笑)
『Teenage Crunch』もそうなんだけど、アウトロが長くて、楽器だけで聴かせられるバンドってかっこよくないですか?グルーヴを感じられるし、今のTHE STEPHANIESの一つの特徴にもなってるかなと思います。

荒谷

お、嬉しいですね!アウトロはハーフのリズムでギターソロ入るんですが、渋くていいよね(笑)

荒谷

あと、当時ちょうど知人からテレキャスを借りていたタイミングだったので、レコーディングで大活躍してくれました。なので今はテレキャスが欲しいモードに入っています(笑)

小田

作ってる最中すごい楽しかったので、自分はやっぱりこういう曲調が好きだなという再確認でもありましたね。
元からあったベースラインをそのまま活かしてるところも多いので、3ピースだったTHE STEPHANIESにリスペクトを込めてリアレンジするというのが、(この曲に限らずですが)自分の中では裏テーマだったりします。

みっち~

この曲はBPM195〜200、多分ライブでは200くらいかな(笑)
一番意識してるのはリズムパターンで、これだけのスピードの中にノリを出す8ビートっていうのが、ライブだとみんなの音があるからそんなに難しくないけど、レコーディングでは難しかった。でもやっぱり8ビートが好きだー!と思わせてくれる曲だね。

SHIRO

曲のアレンジをする際にはいつもメンバー(特に荒谷、小田)から音の参考曲が送られてくるのですが、言わずともイメージしていた曲が送られてきました。
メンバーそれぞれ、全く別の引き出しを見せてくれる曲もあるのですが、この曲に関してはみんな全く同じ引き出しから出してきたと思っています。そこがいい。
小田ちゃんが言ってくれていたように、小田ちゃんも荒谷ちゃんも既存曲は、これまでの曲のイメージを尊重してくれているのを感じます。
その点でもライブの時に楽しい曲ですね。

─続いて、『Wily Monkey』を聞いていきましょう。以前まではみっち~がボーカルをとっていたんですよね。

SHIRO

みっち~からボーカルを剥ぎ取り、猿の惑星のような緊張とコスモが表現できたらと思って作りました。メンバーに宇宙で!宇宙で!と伝え、みんなの宇宙を音に入れてもらっています。

荒谷

しろさんがVoをとった時点でだいぶ印象変わった曲ですね。90’s ブリティッシュロック感ましましでリアレンジしました。

みっち~

昔からアレンジに納得がいってなくてずっと改善の余地があると思ってました。ガラリと雰囲気が変わったけど、不穏な感じというか、そういう未知の雰囲気が出せましたね。

小田

この曲のリズムRECは「ベースとドラムだけで躍らせる」ことを目標に録りました。サビのフレーズやリズム自体はすごくシンプルなものですが、それをいかに気持ちよく聞かせるか、みっち~さんと試行錯誤したような?してないような?

みっち~

したよね!
『Wily Monkey』もそうだし、おだし(※小田の愛称)はいつもメンバーの中で一番グルーヴというのを意識してくれていると思う。
『Wily Monkey』に限らず、特にリズム隊のグルーヴを意識したのは私はMISCH-MASCH収録曲の『Corteo』だったんだけど、特別なリズムを合わせるわけではなく、単純に全体のリズムパターンの中でグルーヴを感じるんだよね!

みっち~

『Wily Monkey』に話を戻すと、一番最後の歌詞がリズム隊レコーディングの前日か、前々日に送られてきて、行きの車の中でもずっと歌いながらフィルを考えていた記憶…。別日にバラバラにレコーディングするから仕方ないけど、歌に合う感じでフィル叩いてそれを採用したら今度はギターと合わない!とかなって…。
結局、あとから録るギターを変えてもらうということになったのよね。(勝者)

小田

結果満足いくものが録れました。

みっち~

みんなそれぞれ、良いもの作りたい一心だからすんごいギリギリまで悩んでそういうことが起きるんだけど、いい加減学習して余裕持ったレコーディングしてみたいよね(遠い目)

─そんな、原曲からがらりと変わった『Wily Monkey』の推しポイントを教えてください。

SHIRO

間奏のオーオーオーとみんなでコーラスする部分が大好きです。ゴリラのつもりで歌って、とメンバーにお願いしています。ゴリラというかもののけ姫の猩々(しょうじょう)のイメージです。

みっち~

確か、しろがふざけて歌ったやつがそれいいじゃん!となってそのまま採用されたんだよね。みんなでオーオーオーするのがフェス感あっていいと。ライブでももっと積極的にオーオーオーして欲しい笑

荒谷

ギターソロは個人的に良い感じに作れたと思ってます。自画自賛(笑)

小田

この曲だけ借り物のプレべ(ビンテージ)を使っているのですが、ビンテージのサウンドを楽しみたいところですがブリブリに歪ませちゃいました。えへへ。

SHIRO

みっち~のダミ声って特徴があって好きなので、ライブでまた歌ってもらおうかな。たまに。

─そして、『Laundry-go-round』。この曲は『candy girl』、『Wily Monkey』とはまた違ったテイストを出してきましたね。

みっち~

曲の種送られてきた時、まず全員が歌詞に共感するというね(笑)

小田

メンバー全員で「如何に洗濯が面倒くさいか」というあるあるを話し合う時間が発生してました(笑)

みっち~

現実味がすごくて「この曲この歌詞でほんと大丈夫?」と心配してたんだよ。最終的に素敵な歌詞になったけど、当初はまだまだリアルで、洗濯機の後は冷蔵庫が出てきてたからね、2番で(笑)

SHIRO

以前住んでいたアパートが、洗濯機をベランダに置く必要があるところで。雨の日はずぶ濡れになるし、微妙にサイズが合わなくて側面からしかボタンが押せないなど大変なところだった。その頃から洗濯が面倒になって。濡れた服って重くなりますよね、それもちょっと嫌です。でも年季の入ったタオルが天日干しでカラッカラに乾いた時にだけ発する太陽の匂いは大好き。
そんな歌詞です。

小田

こうやって1人が書いた歌詞に全員が共感するって実は珍しいことなんじゃないかなと思います。個人的にはバンドメンバー全員が必ずしも同じ思いを持って曲を演奏する必要はないと思っているのですが、この曲の全員でコーラスする「Life is so good」は聞いている人への励ましでもあり、自分へ向けた励ましでもあると私は思っています。多分みんなも。

SHIRO

両手を挙げて最高!超良いね!!じゃなく、まあまあ良いよね、ちょうど良く生きてようねっていうふんわりソングですね。(柔軟剤の如く)

みっち~

この曲で「磊々落々」という日本語を知った。とても良い言葉です!

─アレンジ的な部分はどうでしょうか?

荒谷

最初に「野外の大きなステージでみんなで合唱するイメージ」という話が出てたので、複雑な曲にするのではなく、よりシンプルに、且つスケールは大きい感じを出せるような意識でアレンジしました。
曲頭の歌詞が「洗濯機」ということで、1曲通して洗濯機が回り続けている印象が欲しいなと思って、アコギなどのバッキングはずっと一定で入れ続けています。あとは、シンプルだけど広がりを出せるように、アコギもエレキもステレオで入れてます。
アウトロの、ギターとドラムだけ演奏が続くのも、洗濯機が回り続ける様子をイメージしてますね。

みっち~

ドラム的には、こんなに力抜いて叩く曲が今までになくて、抜け感みたいなのを結構意識して作りました。
最も参考にしたのがスピッツのドラムで、フィルとも言えない、小フィルみたいなものとか、それにも満たないようなちょっとしたフックみたいなものを意識しました。THE STEPHANIESのドラムみっち〜の新しいアプローチになった曲。全体がゆったり流れていくような曲なんだけど、リズミカルな歌と、それに合わせた細かいリズムを気持ちよく感じてもらえたら嬉しいです。

荒谷

THE STEPHANIESが得意とする勢いがあってライブで盛り上がる曲も好きですが、日常のBGMになれるような曲を作りたいなと思っていたので、個人的推し曲です。お散歩ソング。

─ちなみにこの曲、Spotify公式プレイリスト「Loud Rock Japan」にしばらく入っていたんですよ。不思議ですよね(笑)

─それでは、「PLUMP UP」最新曲3曲について聞いていきましょう。3曲のレコーディングは、hmcスタジオ・池田洋さんに担当いただきました。『キューブシュガー』は、まさに生みの苦しみがありましたよね。

SHIRO

とにかく目から血が出るほど歌詞、アレンジ、メロディ全てを考え続けた曲です。

荒谷

「PLUMP UP」収録曲の中で一番難航した曲。完成までに紆余曲折3回くらいした…。本当に無事に完成して良かったです(笑)
最初のデモ時点でメロディが本当に抜けて良い曲だったので、メロディはほぼ変えずコードを試行錯誤して今の形になりました。

みっち~

初めて聴いた時、もう名曲の予感しかなくて、これはキターーーーーって感じでした。
あらぴも言ってるけどほんとにメロが良すぎるから、やっぱりそれを活かしてドラム叩くわけで。私は、THE STEPHANIESが最も得意とする跳ねるリズムを持っていったんです。『テディ』みたいな。すると、「うーん、なんか違う」としろさんから。

SHIRO

今回は今までのTHE STEPHANIESと違うアプローチにしたいという、強い意志があったんです。多分全員考えすぎで頭が痛い状態で録っています。

みっち~

もう本当にみんなで考えた!!
レコーディングの3日前くらいから寝てなかった!(笑)

小田

しろさんの最初のデモ段階で、みんなが「これは良い!!!」ってなったからこそ、もっと良くしようの意識が強すぎてめっちゃ紆余曲折しました(笑)
誰も妥協しなかった結果、なんとレコーディング当日の朝方まで曲作りしてましたね。私が仮眠している間に転調してました。起きてビックリ。

みっち~

レコーディング当日の朝起きて転調している現実は辛いね…ドラムは転調関係ないからいいけど(笑)
最後の最後まで妥協せず細かいところまで雰囲気とかテイストとか打ち合わせして。そうやって完成したからもう本当に愛おしいですとにかく。

荒谷

元々はストレートなロックンロール色が強いアレンジだったけれど、最終的にTHE STEPHANIESらしいポップスに昇華できたのではないかと思ってます。『Laundry-go-round』同様に耳馴染みがサラッとしている曲なんだけど、この曲は実はすごい展開が激しくて。どんどん曲全体のスケールが大きくなっていく感じが出せたなーと。
お気付きの方もいると思うけど、曲の2分あたりのユニゾンフレーズはスティーヴィー・ワンダーオマージュです!イントロで使おうと作ったフレーズだったけど、結果ここに入って良いフックになって曲がしまりましたね。ライブでもベースとユニゾンしている感じが楽しい。

小田

ギターとベースのユニゾンフレーズは、前半が荒谷作、後半が小田作っていうちょっと不思議な作り方でした。そのあとのギターソロが急にアツすぎて、レコーディング中に笑っちゃったのは良い思い出。

荒谷

ウワモノは鍵盤をメインに作ったので、ギターソロだけ好きにさせていただきました(笑)

SHIRO

『テディ』はライブでも最後にやることが多いTHE STEPHANIESの代名詞ともいえる曲なのですが、それに変わるくらいとっておきのラブソングを作りました。一ミリも隠すことなく全力のラブソングです。テディの一番で「ミルクと砂糖はまだ入れないでいて」という歌詞を書いているのですが、キューブシュガーでは「溶け落ちる砂糖のように」と書きました。歳を重ねて、気取らずに甘みを歌に入れられる余裕が出てきたと思ってもらえたら嬉しい。
あと、笑っちゃうくらいみんなの動きがナチュラルに変化していくところがとても好きです。自然な流れで怒涛の展開をしていくのでアハ体験的に何度も楽しんでもらいたいです。

─続きまして、アルバム収録曲の中でも異彩を放っている、と話題の『VIVIDIVA』に参りましょう。

みっち~

この曲はほんとに、イントロのリフのみ、何もないところから楽器隊のセッションみたいな感じで制作していった曲かな。歌詞もなければメロもない、本当に新しい作り方だったけど逆に好き勝手できて楽しかった!

小田

スタジオでみんなで膨らませて作っていったのですが、セッション的にできたという印象もあれば、話し合ってパズルのようにできたという印象でもあります。「ここちょっと微妙だよね」って箇所を少し変えるだけで曲にとって重要なフックになったり、みんなで作り上げるのが楽しかったなぁ。

荒谷

ベースのリフひとつで膨らませて「リフ、16ビート、なんか気持ち悪い感じにしたい」というキーワードだけあるなか一気に作っていきました。リズム隊がメインでカッコいい曲なので、基本ワンコードにして好き勝手やってもらいましたね。
ワンコードだからこそフックを随所にちりばめているので、一回聴くだけじゃ理解できないかと思います(笑)2Aでファズのユニゾンフレーズ入れたのも急すぎて好き。

みっち~

8ビートも好きだけど、ファンク系の16ビートも昔から好きだったから叩いていて気持ちが良いです。
ドラムのフィルでよく使うんだけど、拍に合わせないリズムっていうのが好きで。さらにアクセントの位置変えて小節またいで作るリズムとか大好物で(変態)
サビの前でギターベースドラム全員でやっているフィルのリズムは本当に気持ち良いから注目して欲しいし、楽器やっている人は演奏してみて欲しい!CDにはせっかくインスト音源が入っているので、細部まで聴いて欲しい…!

荒谷

カオスになる箇所を作ろう!からそれを引きたてる為のセクションが欲しいなと思って、どこかジャズっぽい要素を感じるCメロを後から追加したのが、上手いことハマってよかったです。

みっち~

この楽器隊で好き勝手作ったものに、最後にしろがあたかも初めから存在していたかのようなメロディと歌詞をバッチリつけてきたんですよね。今までも声が楽器という概念はもちろんあったけど、メロディーそのものが楽器の一部で一緒にセッションしてると感じたのは初めての感覚だったな。

SHIRO

MISCH-MASCHで『PPP』を作った際に、なんか怖い、変な曲、今までのTHE STEPHANIESを捨てたのか、など色んな意見がうっすら聞こえてきたような気もするのですが、その『PPP』を昇華し輪をかけて尖りを出した曲です。東京ロンドン化計画の173さんが『PPP』をとても好きと言ってくださったので、自信を持ってその方面へ突き進めました。
この曲には、自分の中に飼っているギャルをこの曲に住まわせました。みんな心に飼っていると思います。小さなギャル。
音は、エンジニア池田さんがより尖りを加えてくれました。もっと尖って良いとのことなので、より鋭利な曲を作りたいな。

小田

『PPP』に続く、THE STEPHANIESのチャレンジ精神と多彩さを楽しんでいただきたいですね。

荒谷

昔から聞いてくれている人は、THE STEPHANIESこんなこともやるのか!って思うんじゃないかな。ライブでとても映える曲だと思っているので、早くライブでやりたいですね~。

みっち~

オーディエンスの皆様へのお願いは、サビのHEY!HEY!HEY!では手を大きく横振りして欲しいです!

SHIRO

あと、小田ちゃんが暴れています。大暴れ小田。荒ぶり小田さんを是非聞いてください。

─最後になりました。アルバム6曲目に収録される、『cheeese』について教えてください。

SHIRO

昨年末のワンマンライブの際にVIVAYOUNG・クラヤマさんに、「みっち~を絶対離すなよ!」と言われて、はて、、と考えたことで出来た曲です。

小田

仮タイトルは「みっちー(仮)」でしたね。ストレートすぎる(笑)

みっち~

あらぴとおだしから誕生日にもらったチーズを、焼かずに、切らずに、そのままかじった経緯が歌詞になっています。お気に入りです。

SHIRO

小田ちゃんのベースと歌で始まるのですがその包み込むようなベースの入り方があまりにも好きで、心地の良い曲になりました。途中からメンバーが合流してくるように増えていくところも、緊張感のある前半からコミカルな後半への流れも気に入っています。アルバムの6曲目に来るのがピッタリだなと。

荒谷

「みっちー(仮)」という仮タイトルを受けて、みっち~さんらしさを散りばめたいな~、遊び要素入れたいな~と思って好き勝手しました。
「みっち~さんっぽい」を考えているうちに、ふとトムとジェリーにたどり着いて。トムジェリのOP/EDをいっぱい見て、一部オマージュしました。スライドホイッスルとか。まぬけな効果音を入れたい、って言ってOKしてくれたメンバーに感謝(笑)

小田

もともとはもっとブルージーな雰囲気の曲だったけど、作っていくうちにコミカルなサウンドが足されていって、楽しい曲になりました。

みっち~

ホイッスルを一発、ラーメン屋の仕事が終わった深夜に1人で吹いて録音して、こんな感じでどうかな?って全員に送った思い出。レコーディングではなんかうまくいかなくて、結局その時録った音が使われています(笑)
ラーメン屋の仕事終わりに1人で吹いたホイッスルが、あんなに元気よく愉快な感じで聴こえるのは不思議だし、エンジニアさんのおかげです。

荒谷

リードも、ギターじゃなくてピアニカにしたのもポイントですね。これはみっち~さんが吹いてます。前半はブルージーにボーカルとベースだけで進んで、後半みんな合流して、最後はしろさんとみっち~さんでユニゾンで歌うという展開が良い。最初は2人で歌って欲しいという提案には「え~っ」て渋々反応でしたが、最終的にめっちゃ楽しく肩組んでくれました、最高。

みっち~

ツインボーカルは、しろが「みっち~としろの声質は合わない」と言っていたし、MIXの段階では私の歌は消されていたから採用にされないんだと思ってたけど結果採用されてよかった!
この曲はしろが私に書いてくれたものかもしれないけど、私もしろに対して思っていることでもあるから、一緒に歌えてよかったと思ってます!照

小田

最後のサビは2人のダブルボーカルが良いと大プッシュしてたので、実現して嬉しいです。

荒谷

PLUMP UPのボーナストラックみたいな捉え方で、本当に楽しくやってる感じでしたね。(※ボーナストラックではありません)

小田

しろさんからみっち~さんへの剛速球親愛ソングだけど「長い目で見れば上々かもね」という言い回しと、みっち~さんが「これ私の曲なんです」って言える人だから曲が成り立つ、最高な二人です(笑)
自分がTHE STEPHANIESに加入してからまだ2年少々ですが、もっと若い時にはこんな曲作れなかっただろうな~と勝手に思ってます。バンド結成から12年経ってこんな曲を作れることになんだか嬉しくなっちゃいます。

SHIRO

みっち~があまりにも多方面に私の曲だと吹聴するので、恥ずかしくなったら剥奪しようかなって思います。
絶対無くてはならない!みたいなことじゃなく、あったら良いなみたいな、S字フックみたいな温度の曲です。しろ&みっち~の曲であり、小田&荒谷の曲であり、私とあなたの曲になったら嬉しいです。ちなみに、間にeが一つ多いのは誤植ではなくてみっちーの「ー」です。
発音は「チーーズ」です。

─語り切れないほど思い出がありますね!名残惜しいですが、そろそろまとめに入りましょう。
「PLUMP UP」の完成に寄せて、一言ずつお願いします。

SHIRO

前作「MISCH-MASCH」ではしろとみっち~、小田と荒谷の2+2というイメージがあったと思うのですが、今回はかなり4人で一つという感覚が強くなりました。
全面的に背中を預ける時もあれば、こちらに預けてくれることもあってその力加減が楽しいです。ミッシュマッシュでごちゃ混ぜにした何かがプランプアップで膨らんで次に何が待っているか、これから先にも期待を膨らませながら聞いていただけたら嬉しいです。

みっち~

音楽を通じて、新しい自分をどんどん発見していっている感覚!もうだいぶ大人なのに、できないことができたら嬉しいし、新しい自分の一面を知れたらテンション上がる。
好奇心を忘れずに前に前に進んでいったらできちゃったのが「PLUMP UP」という作品かな。このアルバムは人生そのものって感じがしてる。次どうなるの?っていう楽しみもありつつ!

小田

「MISCH-MASCH」では4人のTHE STEPHANIESの色んな可能性の種を探って、今回はまさにその種をPLUMP UPさせたような作品ができたと思います。

荒谷

「あ、こんな引き出しあったんだ!」とTHE STEPHANIESとして色々な可能性に気付くきっかけになった作品だと思ってます。色んな道が見えたからこそ、自分達の芯をどこに置くべきかという部分が徐々に見えてきた感覚で。今まさにバンドとしてそこは模索中ではあるけれど、すごく良い状態にあるなと思ってます。PLUMP UPを聴いてくれたばっかりの方に、次の話をするのは早いかもしれないですが(笑)
個人的には次の作品でステファニーズがどうなっていくかが楽しみですね。

─これから先のTHE STEPHANIESにも期待してます!意気込みをどうぞ。

SHIRO

できるだけ上質な曲をできる限り長い間、1曲でも多くメンバーと作って
いきたいです。それを受け取る方が1人でも増えてくれたらより嬉しいです。あまりにも笑っている時間が長いので、これからもみんなが笑っていてくれたらなと思います。

荒谷

今作を作り上げて改めてメンバーみんな柔軟性がすごいし、しろさんがとにかく器用だと思ったので!その良さをもっともっと活かせるように、変わらない部分は絶対あるけれど、どんどんバンドとして変化し続けていきたいなと思います!

小田

次はどんな曲を作ろうか。誰よりも自分たちが一番楽しみにしてます。

みっち~

売れたい!前編のインタビューで、コロナ以降のTHE STEPHANIESの活動どうしていくかっていう話の中で、売れることより生涯音楽を続けるためにどうするかって、言ったと思うけど、4人になって、今、改めて思う。売れなきゃいけない!と!
THE STEPHANIESという、レディースバンド(あえてもうガールズとは言わない)をたくさんの人に知ってもらいたいし、私たちが世の中にできる役割って、絶対あると思う。それを見つけて、これからも前に前に進んでいきたい…!

─たくさん語っていただき、ありがとうございました。それでは最後に読者に向けて一言ずつお願いします。

みっち~

いつもTHE STEPHANIESを応援してくださる皆様、初めてTHE STEPHANIESを知ってくれたあなたも、ありがとうございます!
これからもTHE STEPHANIESと一緒に、人生を楽しんで欲しい!私も楽しんでやります!

小田

ここまで読んでいただいた方は、きっといつも熱心に応援してくださってる方や、THE STEPHANIESに興味を持ってくれている方だと思います。いつもありがとうございます。

荒谷

是非もう一度PLUMP UPを聴き直してみてください。また違った視点で楽しめるのではないでしょうか!そして、音源とライブでは全然違った良さがあるので、是非ライブ会場に来て欲しいです!

小田

まだライブに来たことがないというそこのあなた!今のTHE STEPHANIESは今しか見れないですよ・・・!!

SHIRO

ライブの後にキラキラした目で伝えてくれた感想、曲を聞いてSNSに書き込んでくれた思い、THE STEPHANIES待っていてくれる気持ちは、いつでも私たちの原動力です。もらっているたくさんの気持ちを、音で返していけたらと思います。


LIVE INFO

「PLUMP UP」レコ発ワンマンライブ

2024年6月2日(日)

会場:渋谷B.Y.G
開場/開演:17時/18時
チケット前売:3500円

ご予約受付(お名前、人数お送りください)
https://the-stephanies.jimdofree.com/contact/


RELEASE INFO

THE STEPHANIES

PLUMP UP

2024.05.22 Release
format: CD / Download / Streaming
NOSHI Z LABEL


PROFILE 

左:SHIRO,中央上:小田満美子,中央下:みっち~,右:荒谷朋美

THE STEPHANIESはオリジナルメンバーのSHIRO(Vo/Gt)、MITCHY(Dr)に加え、2022 年よりDrop’sのメンバーである荒谷朋美(Gt)と小田満美子(Ba)が共同制作・サブメンバーとして加入し現在の4人体制となる。
ボーカルのSHIROは岩手を拠点とし、他3人のメンバーは関東拠点の遠距離バンドとして活動中。
2022年12月には現体制初となる自主制作アルバム「MISCH-MASCH」を会場限定で発売。
2024年5月22日に約8年ぶりの全国流通盤となるアルバム「PLUMP UP」をリリース。
精力的な作品の発表とともに、東京を中心にライブ活動を行っている。

X(Twitter)https://twitter.com/THE_STEPHANIES    
Instagram https://www.instagram.com/the_stephanies      
公式HP https://the-stephanies.jimdofree.com/

   

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