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ジャズという音楽は、夢のような美しい花をどこか別の場所に運ぶ役割を担っているのです。— Voision Xi『欲言又止(Lost for Words)』インタビュー

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 2015年あたりから本格的にジャズ・ボーカリストとして活動を始めたヴォイジョン・シーが、3年の歳月をかけて完成させた初のアルバム『欲言又止(Lost for Words)』は、中国の新世代ジャズ・シーンの音楽的な多様性とポテンシャルの高さを実感させる驚くべき作品だ。新旧のジャズはもちろんのこと、エレクトロニック・ミュージック全般、ヒップホップ/R&B、南米音楽、インディ・ポップなどの多彩な要素を独自の感覚でブレンドし、曲ごとに適所適材で中国及び台湾の仲間たちを起用しつつ制作された本作は、すべての曲がハイブリッドで瑞々しい。ジャズをプラットホームとしながらも、東アジア発のポップ・ミュージックの新たな地平すらも提示するかのような美しく刺激的な傑作を完成させた彼女に、これまでの音楽遍歴からアルバムの制作過程、そして中国の現行シーンについてまでを幅広くメール・インタビューで語ってもらった。

Interview&Text:吉本秀純(Hidesumi Yoshimoto)
Edit:宮本剛志(Takeshi Miyamoto)

ヴォイジョン・シー『欲言又止 Lost for Words』

Think! Records
THCD-614
2022年10月5日発売
CD
ライナーノーツ: 吉本秀純

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