毎週水曜日 27時に放送、BAYFM 『78 musi-curate』の選曲を担当するdisk unionのプレイリスト番組。Kidder Friendly Clubによる選曲と、ピックアップした楽曲解説コラムをアップ。
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78 musi-curate disk union zone | bayfm78 |
2023/08/09/水 27:00-28:00
https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20230810030000
こんにちは!都内を中心に活動をしている4PガールズガレージポップバンドのKidder Friendly Clubです。
bayfm『78 musi-curate』diskunionゾーンでは月に1回、メンバー厳選のプレイリストをリレー形式でお届けしています。連動したこちらのコラムでは、放送後記やプレイリスト楽曲の解説など、ここだけのお話を綴っていこうと思います!よろしくお願いします。
今回の放送は、ギターボーカルのタムラモーンが担当します!
突然ですが皆さんは、oasis派ですか?blur派ですか??
人生において、誰しもが一度は悩む大問題ですよね。
私は「Coffee and TV」のPVに登場する牛乳のキャラクターのテーマソングを勝手に作ったり、チーズメイカーでもあるベーシストのアレックス・ジェームズ氏のチーズを本国から取り寄せてわざわざ食べるくらいの生粋のblurっ子です!(と、言いつつもまぁoasisも好きなのですが・・・「Married With Children」マジ名曲)
今年はニューアルバム「The Ballad Of Darren」のリリースや8年ぶりとなる来日、アレックス氏のスパークリングワイン「Britpop Brut by Alex James」の発売など、おめでたいニュースが満載でファンとして嬉しい限りです。
そこで今回のラジオでは、blurの楽曲を特集させていただきます。!
が!ただ紹介するだけでは面白くないので、ヘッドライナーをつとめるSummerSonic2023のセトリ予想をテーマにしたプレイリスト。
「これはマストでやるであろう!」という定番曲やニューアルバムの楽曲、「意外とやるかも!」「この曲、ライブで聴けたら泣いちゃう!」という大穴狙いの楽曲まで総合的に考慮してピックアップしています。ラジオの放送枠に限りがあるので、演奏時間相当分の曲数を選ぶことはできませんでしたが、大まかなライブの流れも一緒に考えてみました。
果たして何曲当たっているのでしょうか?
結構本気で予想してみたので、結果はぜひ幕張メッセで一緒に確かめましょう!
それでは各楽曲の選曲理由や個人的な思い入れなどを綴っていきます。
先に言っておきますが、14曲分あるのでとても長いです。
お時間のあるときにゆるりとお楽しみください。
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1.There’s No Other Way
ニューアルバムの曲から来るのでは?とも考えましたが、定番曲でもあり、とにかくイントロのリフがクールすぎるこちらの曲をあえて選んでみました。グレアム氏のギターからバシッとライブがスタートすると想像しただけでワクワクしてきます!そして泣いちゃうと思います。サマソニ、楽しみすぎる・・・
2014年の日本武道館公演では一曲目が「Girls & Boys」でこの曲は二曲目だったので、少なくとも序盤に一発かましてくれるのではないかと予想しています。
2.St.Charles Square
続いてはニューアルバムから一曲。これまたイントロのギターがかっこいい・・・!個人的に今回のアルバムで一番あ~めっちゃblurだなぁと感じた曲でもあります。デーモン氏の謎の遠吠えもライブで体感したいところですよね。
他の公演でも序盤に演奏されていたのでこちらも早々に聴けるのではないかと予想しています。
3.Lonesome Street
これは二曲目の「Square=広場」からのつながりで、「Street=通り」という言葉遊びで選んでみました。予想よりもこの流れで聴きたいな~という願望での選曲です。今回のニューアルバムのひとつ前にあたる2015年発売のアルバム、通称“魔鞭”こと「The Magic Whip」に収録されています。
実は私、このアルバムが大好きなんですよね。ソフトクリームのジャケットがおしゃれ!PVやCDの盤面に登場する、謎の黄色いキャラクターことMr.OKがキモいと話題にもなりましたが、私はすごくかわいいと思っています。何ならMr.OKのテーマソングを勝手に作っているくらい好きです。(「How do you do?」という曲です。聴いてみてね。)
それはさておき、この曲の最大の聴きどころはやっぱりデーモン氏とグレアム氏のボーカルの掛け合いではないでしょうか。その見事な掛け合いっぷりはさながらTHE BLUE HEARTSの「ハンマー」におけるヒロト氏とマーシー氏!なので私は“UK版ハンマー”と呼んでいます。勝手に。
4.Coffe & TV
「Lonesome Street」の掛け合いからの流れで、グレアム氏がメインボーカルをつとめるこちらの大名曲が来るのではないかと予想。デーモン氏のアコギのカッティングがこれまたいい味を出しているんですよね。
この曲のPVに登場する牛乳のキャラクターも大好きです。めっちゃかわいい!Mr.OKと違って牛乳くんは市民権を得ているような気がします。ただ、彼はPVの最後にはグレアム氏を見届けたあと、天に召されてしまうのです。健気すぎるし悲しすぎる・・・よし!彼のためのレクイエムを作ろう!という思いから生まれたのが、冒頭でもお話したKidder Friendly Clubの「Missinng Milk」です。blurのキャラクターから二曲もオリジナル曲を作るバンドなんて他にいないと思うし、どうかしてると思います。自分でも。
5.The Narcisst
ライブの中盤ではニューアルバムの曲が数曲と演奏されるのではないかと予想。まずは先行で配信リリースされた本曲!聴いた瞬間に絶対いいアルバムになるだろうなという期待でいっぱいになりました。
他の公演やテレビ出演時の動画ではデーモン氏がテレキャスを弾いていたのがとても印象的でした。ライブだとまた違った印象で聴けそうなのでとても楽しみな一曲です!
6.Goodbye Albert
7月25日のロンドンでの公演で初披露されたばかりの曲ですが、ぜひサマソニでもやって欲しいという願いもこめてチョイスしました。ちょっとひねくれたギターサウンドがたまらない!こういう少しくにゃっとした不思議なフレーズがいかにもblur的というかグレアムイズムを感じます。
7.Barbric
新たなシンガロン曲となりそうなこちらをピックアップ。アルバムのリードトラックにもなっているのでおそらく演奏されるのではないかと予想しています。曲全体としてはミドルテンポで割とローなテンション感の曲ですが、ディレイのかかったグレアム氏のギターサウンドがマリンステージ内に響き渡るのを想像すると非常にハイな気分になりますね。後追いのコーラスパートもいい感じ!
8.Song2
Woo-hoo!
9.Popscene
盛り上がりに追い打ちをかけるように、疾走感溢れるハイテンポなこの曲が来るのではないかと予想。これは盛り上がること間違いなし!ブラス隊のサウンドがアクセントとしていい味を出しているところも非常にグッド。「Hey,Hey come out tonight」の掛け声をしながらテンションマックスで聴きたい曲。
10.This Is a Low
盛り上がるナンバーが続いたところで、後半へかけてチルい曲でクライマックスへと向かっていくのではないかと予想。この曲は2014年の来日公演で実際に目にしましたが、幻想的で多幸感溢れる壮大な空気が武道館全体を包んでいました。これがより広大で野外のマリンステージで演奏されたらどうなるのか・・・
11.Clover Over Dover
これはもう完全に願望曲としてピックアップさせていただきました。個人的にblurで一番好きな曲であり、いつかライブで見たいと思っている曲ナンバー1です。リードトラックでも定番曲でもないので淡い夢程度にいつか聴けたらなと思っていたのですが・・・なんと!今年の7月25日のロンドン公演で演奏されたのです!(2019年にアフリカイベントでも演奏されていますがアコースティック編成でした)なので希望はゼロではありません!!
私がこの曲が一番好きな理由は、ズバリ!グレアム氏のギターを存分に味わえる点にあります。
まずはトライルフルの断面のように美しくメロウで芸術級に良メロなギターリフ。もはや「Woo-hoo!」よりもこのリフに合わせて「Oh-oh」と言いたい。それはもう香り高い紅茶を飲み干すように高らかに。そこから続いていくのは、アルペジオを交えた鮮やかなカッティングフレーズ。こういうリードギターとリズムギターを混ぜたようなフレーズはグレアム氏の十八番ですよね。まるでマッシュポテトとミートソースのハーモニーがたまらない焼きたてのシェパーズパイのごとし!そして流れるようにリードギターフレーズへと帰っていく・・・上質なクロテッドクリームを焼きたてのスコーンに載せて目一杯頬張るっているような気分に浸れます。
何言ってるかよくわからなくなってきましたがそれくらい大好きな曲です。はい、次行きます。
12.Yuko and Hiro
日本でのライブということでやってくれるのではないかと予想。途中で謎の日本語シンガロンパートとセリフがあります。実はこの曲、2014年の武道館公演でも演奏されており、私は意気揚々と歌っていたのですが周りの人は全然歌っていませんでした。今回こそは会場全体で「我々は会社で働いている~」をしたいという願いもこめてピックアップ!
13.For Tomorrow
アンコール前ラストの締め曲として予想。みんなでシンガロンできるblurのアンセムともいえる楽曲。ライブでの定番曲なのでどこかしらでは入ると予想していますが、どうでしょうか?「This Is a Low」とめっちゃ迷いました!
14.The Universal
ラストはやっぱりこの曲かなと!2023年のヘッドライナーとして大団円でサマソニ一日目を壮大に締めてくれるのではないかと思います!
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以上になります。つい長々と書いてしまいました!
予想がどうなるのかも気になるところですが、ライブ当日はすべてを忘れてめちゃくちゃに盛り上がってしまうと思います。大好きなバンドが今なお活動していて、新譜を出してくれて、なおかつはるばる日本へとやってきてくれる。これはとても幸せなことですね。
この幸せをかみしめながら目いっぱいライブを楽しもうと思います。
それでは、タムラモーンでした!
【プロフィール】
メンバーL to R
G&V タムラモーン https://twitter.com/tamuramone
Gt コバナナミ https://twitter.com/tmge1773
Ba メルシー=リオ https://twitter.com/_mercirio
Dr ナカジー・マッツ https://twitter.com/nakaji_matts
4Pガールズ・ガレージ・ポップバンド【キダーフレンドリークラブ】。
2022年4月にサザナミレーベルからリリースした7インチアナログレコード「アナログ・ラブ」でデビュー。2022年7月にはフルアルバム「Kidder Friendly Airways」を発売。ブリットポップやNYパンクロックに影響を受けたDIY精神とインディー感溢れるサウンドが特徴で、ロックンロールへの愛とリスペクトを胸に鋭意活動中!
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