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「paddy isle, deep dive」“Nowhere To Nowhere” MV公開スペシャル・ロング・インタビュー

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サイケデリックロックバンド『paddy isle』(パディ・アイル)の最新DigitalEP『In Between』より、“Nowhere To Nowhere” のMusicVideoが公開。
丸山(Gt/Vo)、三浦”アンドレ”達也(Gt/Vo)、新垣(Ba/Vo)、白石(Dr)からなるバンドメンバー4人と、WaterRoomRecords主宰・マサに話を聞いた。
インタビュー/構成: ゴトー (Goteaux Records)


10月とは思えない夏が再訪した週末のあとの火曜日、その夜、気温は16度、いくらなんでも落差がデカ過ぎる。おまけに雨がかなり激しく降り、僕はスラックスの裾を上の方まで濡らしながら、待ち合わせたマネージャーのマサと下北沢はスズナリの奥にあるバーへ辿り着いた。彼らはすでに来ていて、スタジオ·リハーサルの後のくつろいだ雰囲気で、思い思いに飲(や)っていた。

─いやぁ···、どうも!それにしてもひどい雨だ。そういえば、こないだのイベントもひどい天気だったよな···。誰か、雨男がいるんじゃないか(笑)?

丸山:そういえば、俺たちライヴって案外天気悪いよな···(苦笑)。

─そうなんだ···。でもこの前、夏に新潟で野外やった時はいい天気だったんじゃない?

三浦:そうっすね···。ビールが足りなくなっちゃって···。

新潟にて

─まぁ、誰が「嵐を呼ぶ男」なのかは置いといて、早速いろいろ聞いていこうか。最近、どう?

丸山:そうですね、一番の話題はハロウィンに合わせてMVを出すんですよ。

YouTube
paddy isle / Nowhere To Nowhere(Official Music Video) #Chill #psychedelicrock #asianmusicpaddy isle / Nowhere To Nowhere パディ・アイル/ノーウェア・トゥ・ノーウェアfrom 2nd EP 'In Between'Download / Streaming:htt...

─おお、そうらしいね。実はちょこっと見せてもらったんだ。

新垣:えっ、もう見たんですか?!

いや、ほんの頭のとこだけ。あとはほとんどまだ黒いまま···。ホラー仕立てって聞いてたんで、それっぽい雰囲気も感じたんだけど、まだほんの最初の部分だけだったから···。ホラーにしようというのは誰のアイデア?

三浦:最初はマル(丸山)···?

丸山:僕···ですね。ホラーと言ってもホラー映画じゃなくて、ホラーゲーム仕立てなんですよ。『バイオハザード』とかのゲーム実況とか好きなんで、そんな一人称のゲームみたいな感じで進んでくんです。

─マルはストーンズの「ジャンピン·ジャック·フラッシュ」みたいに顔に三角とか身体にも記号みたいなのを描いてるよね。

丸山:あー(笑)、ストーンズ知ってる人ならあのMVを思い出す人もいると思いますが、狙った訳ではなく、撮影が進んでいく中での思いつきなんです。

マサ:これは観てのお楽しみなのであまりここでは言いませんが、撮影者というか主人公がゲームみたいな主観映像で進んで行く中でいろんなクリーチャーが出てくる、みたいなマルのアイデアが先でした。

へぇ、そうか、あれ、クリーチャーなんだ···。雄飛(Dr.白石雄飛)はなんか被っていたよね?

白石: ええ···(笑)。被りました。

マサ:アンドレ(三浦)がガンマンになったり、あゆむくん(Ba.新垣)がシスターに扮して登場したり、そして最後は…。マルの顔や身体の落書きはそのラストシーンの撮影中に思いついて描いてもらいました(笑)。

MV撮影風景
Photographed by Blair Cohen

へぇ、仕掛けが多そうだね。どこで撮ったの?

丸山:海浜公園で、8月の夜に。

マサ:フナムシがいっぱいいたな···。虫にも刺されました(笑)。あ、今回は初めて外国人クルーと撮りました。カメラマン1人とアシスタントが2人、加えて僕がライトをやりました。

MV撮影風景
Photographed by Blair Cohen

─おお、それ、どういういきさつなの?

マサ:ある日、渋谷のThe Aldgateというブリティッシュパブで知り合ったアメリカ人に僕が日本語のレッスンをしてたんです。レッスンが終わった時に、彼の知人から『今、ダニエルという酔っ払いの写真家と飲んでるから、来ませんか?』といきなり呼ばれて。行ってみたらそこに僕らを呼び出したショーンというビデオエディターがいて、それが出会いでした。それでその数日後に下北沢のERAというところでpaddy isleのライヴがあったので、みんなを連れて行ったんです。ちょうどアメリカから来日してた僕の友人2人も連れて行ったので、今思えば、屈強な外国人が5人と、ひょろっちい日本人という感じで濃い6人でしたね(笑)。そしたらショーンからこのバンドを撮ってみたいという話が来て、すぐにというわけにはいかなかったんですが今回、やっと8月に撮ることができました。

MV撮影のきっかけとなった下北沢ERAにて
Photographed by Daniel Boczarski

─面白いね、そういう繋がりの中で今回の制作スタッフが揃っていったってわけなんだ。曲は”Nowhere To Nowhere”だよね。今度はその曲について聞こうか。たしか去年3ヶ月連続リリースしたうちの1曲だよね?

丸山:8月に”Queen In Red”、9月に”I Never Like It”、そして10月に”Nowhere To Nowhere”と出して、それらを11月に”In Between”というEPにまとめて配信したんです。

─歌詞はpaddy isle定番の英語なんだけど、それについてはあとで聞くとして、どんな内容なの?”Catcher in the Rye”というのが引っかかったんだけど。

丸山:歌詞はたいていナンセンスなものが多いですね。韻を踏むために言葉を探してもってくるとか。”Catcher in the Rye”もそうなんです。

─作詞作曲は?

丸山:僕です。この曲は実は3年くらい前に書いたんですが、あまり気に入らなくてお蔵入りしてました。それを引っ張り出してきて『マッドチェスター』のリズムに『サイケ』のメロディを乗せたらいいんじゃない?と思って。

─僕は聴いた時、これはラーガじゃないかと思ったんだよね。そう思って聴くとドラムの『皮』をドゥイン!って捻ってるように聞こえたし、エンディングはループでタブラが延々続く、みたいな気になってきたんだよ(笑)。

丸山:いや、ラーガは意識していないです(笑)。シンプルなビートはテイラー·スウィフトの”Midnight”を聴いてる時に閃いたもので、完成版は打ち込みです。ベースはシンセだし。ガレージ·バンドで、全部僕の手打ちなんですよ。

─ガレージ·バンドなんだ···やるねぇ!

三浦:そのデモの段階ですでによかったよね。

─そうなんだ!キーボードがなかなかいいセンスで入ってくるんだけど、これは誰が弾いてるの?

丸山:キーボードはゲストなんです。初めてバンドメンバー以外の人が参加しました。実際には水戸部さん(マサ)が連れてきてくれたんです。

へぇ、そうなんだ。どういう人なの?

マサ:話すと長いんですが(笑)、学芸大学のメイプルハウスに昔からお世話になってまして、そこで知り合った人なんです。柴田一樹さんという方で、石井完治さんのバックでキーボードを弾いているのを聴いて『この人はイカれてる!』と思って声をかけました。それから連絡をとってなかったんですが、レコーディング前に偶然再会しまして”Nowhere To Nowhere”の制作中、いまひとつ『何か足りないなぁ。』と悩んでた時だったので、ピンときて参加をお願いしました。みんなどうなることかと思っていたらしいんですが、僕だけは絶対に良くなるという自信がありました。

ST-ROBOにて「Nowhere To Nowhere」のレコーディング風景
Photographed by ZAK

─すごくいい感じだよね。アレンジも柴田さんがやったの?

マサ:僕がこういうスケールで弾いてくださいとお願いして、その場で何パターンか弾いてもらって出たフレーズです。

三浦:これめっちゃいい!みたいなのを選んでいったんです。

─面白いね。ところで、さっき『マッドチェスター』のリズムに『サイケ』なメロディを乗せるみたいなこと言ってたけど、メンバーみんな『サイケ』好きなの?

三浦:60年代や70年代のサイケにハマったのが原点ですかね。

新垣:僕は意識はしてるけど、原点ではないです。僕は90年代が好きで、元々ニルヴァーナとか聴いてました。

丸山:初めてお小遣いを貯めて買ったのがビートルズの『マジカル·ミステリー·ツアー』なんですよ。好きになって聴いていたんですが、これサイケデリックっていうんだって、あとから知って、バーズとかグレイトフル·デッドとかを聴くようになってったんです。

─13thフロア·エレベーターズとかじゃないんだ。

丸山:13thはあとから聴きましたが、あまりハマらなかったですね。むしろ、フォークロックとかサンシャインポップみたいなのを聴いてました。それと2015年前後っていうと、日本も海外もサイケやってるバンドがインディーズでかなりいて日本でハマったのがGLIM SPANKYとかHAPPYなんかでした。

新垣:僕はDYGL(デイグロー)とかを聴いていましたが、HAPPYは知ってました。

三浦:ポップな要素が入ってるのが好きなんで、プログレとかもハマらなかったし。好きだったのはサイケかどうかわかんないけどテーム·インパラ。

─テーム·インパラ、人気あるなぁ···(笑)。好きな友人が何人もいる。

丸山:日本で英語で歌うサイケバンドがキてて『俺でもできるんじゃね?』と。あの頃そう思った人も多かったと思いますよ。

─なるほどね···。その辺りのpaddy isleの初期の話を聞かせてよ。最初はマルとアンドレの二人組だったんだよね?

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丸山:はい、僕とアンドレは小学校1年からの仲なんです(笑)。二人で宅録をやってネットにあげてたんですが、ある日、そのアカウントにライヴをやって欲しいとDMが来て『やるんだったらバンドにしたいね。』と大学時代の友人だった雄飛に声をかけたんです。大学卒業のタイミングでふらふらしていた雄飛に『暇だったらやらない?』って。

─その時ドラムやってたの?

白石:やってないです!(キッパリ)

─え?!そうなの?!何かやってなかったの?

白石:それ以前はスケボーやってました(笑)。服の専門学校行こうかなと思ってた時期で、ドラムはやってみたいと思っていたので引き受けました。

丸山:2ヶ月後にライヴやるぞ!って言って(笑)。

白石:たった2ヶ月で。今考えたらあり得ないですね···(笑)。

丸山:ちゃんと30分セットやりましたもん。

─ガッキー(新垣)が参加した経緯というのは?

新垣:僕は、元々バンドやってて、それがなくなってソロになった時期ですね。

丸山:僕と雄飛と新垣は同じ大学で学科も一緒だったんです。最初のライヴは別のベーシストがやったんですが、すぐに抜けてしまって。

─こいつしかいない、みたいなインスピレーションはあったんだ。

丸山:ガッキーはSNSで繋がっていて、お互い洋楽聴いてるということは知っていたので、酔った勢いでDMしました(笑)。『メンバーが必要だ!』って。

新垣:そうですね、親の影響もあって、まぁ、親は80年代のブロンディとか聴いてたんですが、洋楽を聴いてました。僕もビートルズは大好きですけど、それはちょっとあとから。

白石:僕はストーン·ローゼズ好きで、特にレニのドラムはよく聴きましたね。

─なるほどね、それで4人揃ったわけだ。最初からオリジナルをやってたの?

丸山:はい。僕とアンドレとガッキーが曲を書くので、それぞれが書いた曲を歌うみたいな感じです。

─やっぱ「メン募」で集まったバンドじゃなくて、幼馴染とか学校が一緒だったとかはいいよな。ところで、キミたちの話を聞いてると相当みんな「オタク」に聞こえるんだけど、レコードとかすごい持ってるんじゃないの?

丸山:そこそこ持ってますが、一番持ってるのはガッキーだよね。

新垣:僕はCDを一番持ってますね。それも親がたくさんCD持ってて、たくさんあると自分も欲しくなるじゃないですか(笑)。先日宇都宮に行った時に、ずっと探してたストロークスをハードオフで手に入れました。

─あのお尻触ってるやつ?

新垣:いえ、もっと新しい赤いやつ···と言っても10年前か。ストロークスは全部集めたいですね。

─他にはどんなのを集めているの?

新垣:それこそ宅録ものからスタジアム·ロックまで色々···。さっきゴトーさんがストロークスとテレヴィジョンは似てるところがあるとか言ってましたが、テレヴィジョンは大好きです。

─テレヴィジョンが出たところで、パンクロックとかは皆さんどうなの?

丸山:クラッシュ以外は···、あんまりパンクは聴かないですね。唯一聴くのがクラッシュ。

新垣:僕もラモーンズは聴かないし、ピストルズもあまり面白くない感じで。クラッシュは音楽的に面白いじゃないですか。

─ロンドンのパンク第一世代は、元々60年代や70年代の音楽を聴いて育った連中だから、だんだん地が出てきた感じだよね。でもキミたちがそんなふうにパンクを見てるってのは面白いな。

三浦:パンクはまったく···スティッフ·リトル·フィンガーズだけ。

─あの炎が燃えてるやつ?

三浦:はい···。

─レゲエはどうですか?

三浦:あんまり聴かないですね。

丸山:ジミー·クリフは聴きます!

新垣:ポリスが最近よくて、セカンドとか。ダブもやってみたいと思ってます。

─いいね。

三浦:モンハンとかばっかやってた僕に音楽を教えてくれたのがマルで、テンプルズいいよって言われてたんですが、当時はハマんなくて···。ビートルズをちゃんと聴いてみたいなって言ったら『青盤』がいいよって。ストロベリー·フィールズから始まるやつ。いい出会いでしたね。

マサ:(ビートルズといったら)『赤盤』だろぅ!?(巻き舌)

新垣:僕も『青盤』大好きです。サイケという意識はなくて、後期が良くて聴いてました。『赤盤』はあの1曲目がダメで···。

マサ:まぁ、わかるな。デビュー曲だからね。でもPlease Please Meからはずっとワクワクするでしょ。

丸山:ビートルズの『赤盤』は当時のロックンロール聴いたあとで聴くといいけど、そうじゃないとキツい感じですね。

─じゃ、オールド·ロックンロールは聴いていたの?

マル:エディ·コクランは好きですよ。ロネッツとかも。

─T. Rex好きならエディ·コクランは行くよね。

三浦:ビートルズを通ると他の音楽の聴き方が変わってくると思いますね。

─さて、好きなミュージシャンやレコードのことがだいぶ出たところで、例の質問をしようか。paddy isleはなぜ英語で歌っているの?

丸山:メロディに乗りやすいってのはありますね。さっきも言いましたけど、ルーツが英語で歌う日本のバンドってこともあるのと、アンチテーゼ的なのもあります。

─どういうこと?

丸山:J-POPで紹介される時に『歌詞が共感できる』とか『泣ける』とかで売り出されるのが多いような感じで、歌詞の読み聞かせやってるわけじゃないって思うので。

三浦:同世代と話してる時に『あの歌知ってる?』とか『あの歌よくない?』っていう感じで『あの曲』って言わないな、と。

─そうなんだ···それなりに理由があるんだ。アンチテーゼ的ってのは面白いね。paddy isleの英語って発音とか結構自然な感じ受けるんだけど、マサが指導してるの?

マサ:英語って、僕はいくらでも訛ってていいと思うんです。だけど日本語訛りだけはダメ。ネイティヴが聞いてわからない。ミック·ジャガーが結成したスーパー·ヘヴィっていうバンドってたしか南米出身のボーカルがいて、スペイン語訛りなんですよ。『スーパ·エヴィ』みたいな。でもOKなんです。そういえばpaddy isleを聴いてくれた人が、発音とは別で節回しが日本人っぽいって言われたことはありますけど、それはいいんじゃないですか?洋楽の真似事をしたいわけじゃないんですから。

─今回のMVも外国人クルーでやったというところとか、カナダやアメリカのラジオで結構オンエアされてたり、paddy isleってインターナショナルな印象だよね。

丸山:僕らのホーム、渋谷のRuby Roomで僕ら企画で”MOONSHINE”というのをやってるんですが、場所柄もあって観光で来てる外国人も来るし、それでCD買ってくれたり、そういう意味でもユニークな企画だと思ってます。

─DJも入れて8月はオールナイトでやってたね。僕もその前に行ったけど、結構外国人も来てるなと思ったよ。

渋谷RUBY ROOMにてMOONSHINE vol.16 3rd Anniversary

丸山:以前、英会話やってたり、大学時代には1か月半ペンシルヴァニアに行ってたこともあって、今回の外国人クルーとの意思疎通も問題なかったです。

─やはり海外でも活動したいと思ってる?

丸山:東南アジアでやってみたいというのは野望としてずっとあって、タイなんか行ってみてわかったんですが、インディーズも熱いし、是非にと思ってます。

マサ:ヨーロッパでもウケると思うんですよ。先ほど訛りの話をしましたが、いろんな国の人がその国の訛りで英語を喋る、そんな環境でもありますし。

丸山:僕ら『サイケ』って言ってますけど、音楽をあまり知らない友達に聴かせたら『草原で聴きたい』とか『海で聴きたい』って言ってて、そんなふうに感じてもらえてるんだなって。音楽を知っている人なら『60年代好きなんだ』という感想を持つかもしれないけど、僕自身、音楽を聴いて幸せな時って、天気のいい日に散歩しながらみたいな、そんな距離感、近さみたいな、でもイージーリスニングではない、というのがいいと思うんです。

─ふうん、草原でね···面白いね、それ。

丸山:ミレニウムとかカート·ベッチャーとか実験的ですけど、聴きやすいソフトロックな部分。あとスティーラーズ·ホイールとかの『チル』な部分。

マサ:paddy isleを聴いた時にスティーラーズ·ホイールのジェリー·ラファティ感があったもんな···。僕もその辺大好きなので、意気投合したのもそこからだったよね。

三浦:俺もカート·ベッチャー、スティーラーズ·ホイールも聴いてるよ。

マサ&丸山:あっ、そうなんだ。

三浦:聴いてますよぉ···(苦笑)。

マサ:paddy isleって、Shazamされることが多いんです。これ誰の曲かなって調べてもらえてるというところが聴きやすいながらも耳に残る、イージーリスニングではないことをやっている証なのかなと。『サイケ』と言ってもpaddy isleがやってるようなのは、今2024年に『サイケ』で検索する人には刺さらないと思うんです。むしろ聴いて『チル』してくれるリスナーにどうやったら届けられるだろうということから『チル·ロック』って言葉をマルが作ったんですが、今後そんなアプローチでやったら面白いんじゃないかと思っています。

丸山:paddy isleって落ち着く音楽だね、とかアクがないね、とか、聴きやすい、懐かしく聞こえるなんて言われることが結構あって、自分らは特にそれを目指しているわけではない部分もあるにしても、お客さんの声っていうか、そういうふうに聞こえてるのかと。だったらそういうのを聴きたいっていう人に届けばいいなって。

ライヴではラウドでロッキンな音楽を聴かせる彼らだが、僕が”Nowhere To Nowhere”を聴いて「ラーガ」を感じたように、あるいは国籍を問わず彼らのリスナーたちが、忘れていた記憶の断片をたどり思わずShazamしてしまうように、paddy isleの音楽には持って生まれた「チル」な要素が織り込まれているに違いない。


Information

<Official Infomation>
paddy isle(パディ・アイル)
https://linktr.ee/paddyisle

WATER ROOM RECORDS
https://linktr.ee/water.room.records


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