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Playwright 10周年座談会 岸本亮×辻本美博×山崎想太×草田一駿

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今年設立10周年を迎えたPlaywrightが「Party the Playwright 2022 -10th Anniversary-」を福岡・大阪・東京で開催。所属アーティストが多数出演するこのイベントを記念して、fox capture plan/POLYPLUSの岸本亮、POLYPLUSの辻本美博、Liquid Stellaの山崎想太、草田一駿五重奏体系の草田一駿という幅広い世代の4人を迎え、座談会を行った。ジャズを軸に新たなシーンを作り上げた10年の歩みを紐解きつつ、あくまで「今」の視点から、レーベルの現在地と、それぞれのバンドや自分自身の表現について語り合ってもらったこの座談会から、Playwrightのさらなる未来が垣間見えるはずだ。

インタビュー・テキスト : 金子厚武 撮影:工藤成永 編集:山口隆弘(OTOTSU 編集担当)

―今回集まっていただいたみなさんは世代もPlaywrightに加わったタイミングも違うので、それぞれレーベルに対するイメージや印象も異なるかと思います。なので、最初に一人ひとりがPlaywrightをどんな風に見ているかお伺いしたいのですが、まずはfox capture planでレーベル設立当初から歩みをともにしている岸本さん、いかがでしょうか?

岸本

まずインストゥルメンタルが多いっていうことと、ギターなりキーボードの人が選ぶサウンドの感じは共通点があると思います。2010年代はネオソウル系のリズムが流行りましたけど、そういう要素はそこまで多くなくて、踊らせる意識で作ってる作ってないは別として、ダンスミュージックの流れにあるリズムっていうのも特徴なのかな。

―初期はクラブジャズからの流れにあるレーベルというイメージはありましたよね。

岸本

bohemianvoodooとfox capture planがいて、TRI4THもいて、みたいな頃はそういう感じでしたよね。そこから自分の中で何となく変革の年だったなって思うのが、Gecko&Tokage Paradeとcolspanが『Color & Monochrome 3』っていうPlaywrightのスプリットを出した年(2019年)で、彼らは世代的にちょうど僕とこの2人(山崎と草田)の間くらいだと思うんですけど、この頃からレーベルフェスに出るバンドの数がすごいことになってきて。で、今度はLiquid Stellaや草田くんが入ってきて、今またあの頃の感覚に似てるというか。だから、10周年のイベントと言っても、「記念に何かやろう」というよりも、また新しい才能が入ってきて、さらに活気づきそうやなって。

Gecko&Tokage ParadeN /colspan『Color & Monochrome 3』

―辻本さんは途中までレーベルのことを外から見ていて、途中から加わった形ですが、その前後の違いも含めて、Playwrightのことをどんな風に見ていましたか?

辻本

僕が気づいたときにはもうPlaywrightはすでに勢いのある状態で、CDが売れない時代と言われてる中で、ジャズのCDをすげえ売ってるレーベルっていう印象で、外から見ていても、どんどん熱量が高まって、ひとつのシーンができあがってるなと思ってました。で、自分がリーダーでPOLYPLUSをやり始めて、音源出したいってなったときに、いくつか選択肢を考えたんですけど、音楽のジャンルというよりは、Playwrightのシーン感がすごくいいと思ったから、ど真ん中からその門を叩いて、「どうぞ」と言ってもらえて。でも、そのレーベルの筆頭であるMELTENさんがうちにメンバーとしていてくれてるっていう、ちょっと不思議な構図というか(笑)。

―内側からレーベルを見るようになって、何か印象に変化はありましたか?

辻本

POLYPLUSが合流したのは2018年で、最初は視野が狭かったから、「まずはfox capture planやbohemianvoodooに追いつけ追い越せ」みたいな感じだったけど、そこから4年経って、若手も入ってきて、気づいたら真ん中くらいのポジションだから、ここからまたどうなっていくのかが楽しみです。そう思わせてくれるのは谷口さん(Playwright主宰の谷口慶介)がいるからで、前に「〈もうPlaywrightとかいいです〉っていうやつが出てきてほしい」みたいなことを言ってたんですよ。レーベルとして年数を重ねてきたけど、ずっと新しいことに目を向けてるし、自分より若い人の感覚を信じてるからこそ、そういうことが言えるんだと思うんですよね。なので、これからもこのレーベルが楽しみやし、そのなかで我々にできることもまだまだあるだろうから、自分たち自身ももっとアップデートを続けていきたいなって、今はそう思ってます。

―Liquid Stellaは4月にPlaywrightから初めての楽曲“All of you”を配信リリースしたわけですが、レーベルに対してはどんな印象でしたか?

山崎

Playwrightができた10年前は僕小6とかで、もちろん、自分が好きな音楽ジャンルも定まってなくて。でも、母親の影響でインストのクラブジャズとかを聴くようになって、SOIL &“PIMP”SESSIONS、JABBERLOOP、カルメラ、TRI4THとかをずっと聴いてて、初めて「レーベル」というものを意識したのがPlaywrightだったかもしれないです。

Liquid Stella “All of you”

―Playwrightのことを知ったのは誰がきっかけでしたか?

山崎

それこそJABBERLOOPはデビュー当時から聴いてたので、「MELTENさんがもう一個バンド組んだんだ」っていう、そこからですね。

―JABBERLOOPをデビュー当時から聴いてるって、相当若いですよね?

岸本

JABBERLOOPのデビューは2007年やから……。

山崎

じゃあ、7歳ですね。

岸本

お母さんがまこっちゃん(JABBERLOOPのMAKOTO)の地元の昔からの知り合いなんです。だから、想太のことも昔から知ってはいて。

辻本

ソイルとかをずっと聴いてる方たちのお子さん世代がもう出てきてて、一緒のところに並ぶようになってきてるんですね。

―びっくりですよね。Liquid StellaがPlaywrightからリリースすることになったのはどういう経緯だったのでしょうか?

山崎

そんな風に元々Playwrightのアーティストをよく聴いていたので、谷口さんに「裏方のことを全部自分でやるんで、出させてください」って脅しをかけて(笑)、リリースさせていただくことになりました。

―草田くんは6月22日にPlaywrightから初のアルバム『Flumina』をリリースしますが、もともとレーベルに対してはどんな印象を持っていましたか?

草田

僕はたぶんこの4人の中でもともと一番Playwrightから遠い人間だと思うんですけど(笑)、レーベルの名前をちゃんと知ったのも実はこの1~2年で。bohemianvoodoo、TRI4TH、fox capture planとか、存在は知ってたんですけど、同一のレーベルに属してるっていうのは知らなくて。

草田一駿 “Flumina“より先行配信楽曲”Youth”

―そんな草田くんがPlaywrightからリリースすることになったのはどんな経緯だったのでしょうか?

草田

ライターの花木洸さんがもともとdisk unionに在籍されていて、その花木さんに谷口さんを紹介していただいて。そうしたら、谷口さんもちょうど新しい若手を出したいと思ってらっしゃったみたいで、それで出させていただくことになりました。

―同世代だけど、立ち位置はある意味真逆なのも面白いですね。

岸本

2組とも最近の20代のジャズ系のミュージシャンのアプローチともまた違う感じを受けました。僕は1983年生まれなんですけど、それよりももっと前の、プログレッシブロックとか、フュージョンとか、コンテンポラリージャズとか、1970年代の音楽のニュアンスも結構感じて。今の若い世代のリスナーはルーツミュージックとかそんなに知らないと思うけど、そういう人たちに逆に新鮮に響くんじゃないかって、可能性を感じました。

―実際草田くんとLiquid Stellaはどんな音楽がルーツになってるんですか?

草田

小さい頃からクラシックをやってて、13歳くらいからジャズとロックを聴き始めて、同時に作曲も始めた感じなんですけど、5人でやるようになったのはこの2~3年で、もともともっと小さい編成でやることが多かったんです。ビブラフォンとギターを入れることになったのは成り行きというか(笑)、ビブラフォンに関しては、ジョエル・ロスとかを聴いて入れてみようと思って、ギターに関しては、もともとアコースティックなサウンドも好きだったので、じゃあそれも一緒に入れちゃおうかなって。

―5人編成でやることにしたのは何かきっかけがあったんですか?

草田

僕の曲はピアノトリオとかでやりそうな曲だと思うんですけど、でもピアノトリオだとどうしても埋もれちゃう気がして、だったらもっと印象付けるために、別の楽器も入れて5人でやってみようかなって。それでやってみたら、結構上手く行った感じです。

岸本

ビブラフォンがすごく印象的ですよね。でも、ピアノがメインだっていうのもちゃんと伝わってくる。

―ちなみに、「ジャンル」についてはどう考えていますか? 最初の話にもあったように、Playwrightは初期こそ「ポストクラブジャズ」みたいなイメージがありつつ、そこからジャズを軸にどんどん音楽性を拡張していって、それはどんどんジャンルレスであることがベーシックになっていった音楽シーン全体ともリンクする流れだったと思うんですけど。

草田

あえてジャンル名を付けるとしたら、フュージョンとかミクスチャーとかコンテンポラリージャズとかそんな感じだとは思うんですけど、自分の音楽に名前を付けないようにするっていうのは意識してます。

―辻本さんはいかがですか?

辻本

恥ずかしげもなく言っちゃうと、僕はそもそも音楽をあんまり聴いてなくて、インプットが少ないんですよ。だから、「ジャンル」ってものを考えたことが人生上あんまりなくて。もともと中高で吹奏楽をやってたときは、クラシックとかオーケストラばっかり聴いてて、「それ以外聴くのは邪道」みたいな、古い考え方だったんです。で、そこから解放されて、大学に行ったんですけど、そこで最初に出会ったのがソイルで、今度はソイルばっかり聴くようになっちゃって(笑)。

―でもソイルというバンド自体がそもそもジャズとパンクというジャンルの概念を壊したバンドで、その後もよりボーダーレス化して行ったバンドだから、そこがファーストインパクトだったという時点で、いい意味で「ジャンル」にこだわりはなかったのかもしれないですね。

辻本

そうなのかも。でも、僕に関してはホントに全然かっこいい意味じゃなくて、そもそもジャンルを意識できてないって感じですよ(笑)。

―fox capture planも10年でどんどんジャンルの壁を飛び越えていったバンドですよね。

岸本

初期は「コンテンポラリージャズとポストロックの融合」を明確なコンセプトにしてましたけど、だんだん似た感じのバンドが増えてきて、そうなるともっと違うことをやりたくなって、電子音を使ったり、シティポップっぽい曲を書いたり、いろいろ試しながらやってきて。ちょっと異質な存在でありたいっていうのはあるのかもしれないですね。草田くんがあえてビブラフォンとかを入れたっていう話にも近いのかもしれない。

草田

そうですね。今までの文脈を再構築しながら、ちゃんとオリジナリティを出したいっていう気持ちが強いです。

―Liquid Stellaのツールや、ジャンルに対する意識はいかがでしょうか?

山崎

僕はそれこそクラブジャズとかハウスをずっと聴いてたんですけど、もともとエレクトーンをやっていたので、昔はエレクトーン一台で完結するような曲作りをしていて。そこからバンドをやることになって、うちはギター、ピアノ、ベース、ドラムなんですけど、最初からこの編成でやろうと決めたわけじゃなくて、何となく集まったのがこの4人だったんです。なので、Liquid Stellaもジャンル感はあんまり意識してないかもしれない。曲はほぼほぼ僕が作ってて、デモの段階では何となく「こういう雰囲気、こういうジャンル」っていうのがあるんですけど、他のメンバーはそれぞれルーツが違うので、実際に合わせるとデモの印象から結構変わっていって、でもそれが面白くて。なので、メンバーそれぞれのルーツが上手く混ざって、Liquid Stellaというものになればいいなと思ってます。

―この10年でツールもかなり進化しましたけど、デモはどんな風に作ってますか?

草田

僕はまずピアノを弾いて全部作って、それをそのままメンバーに送るか、リードシートを作って、譜面のソフトで再生したら流れるのあるじゃないですか? あれを動画に撮って、「こんな感じ」って(笑)。Logicも使ってるんですけど、でもLogicで作ると変に凝り固まっちゃうから、あんまり作らないようにしてます。

岸本

作曲家っぽいなあ。そういう人いますね。

山崎

それで言うと僕は真逆で、僕はDAW上で全部完結させます。ドラム、ベース、ギター、ピアノ、全部DAWで打ち込んで、形にした状態でメンバーに投げます。

辻本

こっちは作家的なやり方ですよね。

―岸本さんは7月に初のソロアルバム『Solid State Outsider』をリリースされますが、DTMメインで作られたそうですね。

岸本

打ち込みはフォックスをやり始めた頃から本格的にやり始めたんですけど、ソロアルバムは「人の手を借りずに作ろう」っていうのがコンセプトで、ベース、ドラム、シンセとかは全部自分で打ち込んだり弾いたりして、ピアノだけ生で入れました。ソロアルバムの構想自体は前からあったんですけど、コロナ禍のステイホーム期間で本格的にやり始めて、ようやく形になりました。

岸本亮”PROJECTION”
辻本

この前POLYPLUSで劇伴をやって、劇伴はやっぱりDAWを使った方が作業もスムーズで、MELTENさんとYUKIさんがDAWで完結できる人やから、すごく助かりました。僕はもともとDAW触ったこともなかったんですけど、それこそコロナ禍でやり始めて、やっとドラムの打ち込みが最近できるようになってきて。それまではトラックを作るアプリみたいなので作って、それをMP3で書き出して貼ってました(笑)。

―今の若い人はアプリだけで曲を作ったりもしますよね。でもやっぱり、コロナ禍でDTMを本格的にやるようになったっていう話はすごくよく聞きます。

辻本

POLYPLUSはもともと完全セッションで、「無から何かを生み出そう」っていうことで最初のスタジオに入って、それで5曲くらいできたんですよ。そのときMELTENさんがなんとなく弾き出したリフにみんなで合わせて作ったのが“limiter”で、未だにPOLYPLUSのライブは全曲「最後に“limiter”をやるための前振りでしかない」みたいな(笑)、それくらいの破壊力を持ち続けてるんですよね。

岸本

セッションで作った曲はやっぱりライブ映えしますよね。だから、サントラに関してはこれまでのPOLYPLUSとは異質な作り方で、メインテーマは全員のソロ回しがあるんですけど、あれもデモから作ったことで、今までにはなかった楽曲構成になって。なので、劇伴をやることによって、POLYPLUSの新しい側面を打ち出せたんじゃないかなって。

POLYPLUS&カワイヒデヒロ “close tail sound tracks”
山崎

僕もパソコンで作りだしたのはコロナ禍になってからなんですけど、やっぱり生の楽器じゃないと出せない音が絶対ありますよね。ドラムとかベースに関しては、絶対自分じゃ思いつかないフレーズを他のメンバーがぶち込んでくれると「うわっ!」ってなるし、そういうのがバンドをやってて楽しい瞬間のひとつです。

草田

僕もDAWを本格的にやり始めたのはコロナ禍で、それまではライブと曲作りは絶対自作自演でやりたいとずっと思ってたんです。なので、リードシートも全部手書きで、それを渡してって感じで、それまでわりとパフォーマー気質だったんですけど、コロナ禍になって、クリエイター寄りに変わっていって。DAWの技術がちょっとだけ上がって、広告の音楽をやらせてもらったのもめちゃめちゃ面白かったし、将来的には劇伴もやりたいし、そこは結構変わったところかもしれないです。

―草田くんのデビューアルバムは、どんなモチベーションで作った作品ですか?

草田

曲は全部10代のときに作った曲で、ポートフォリオとして出す気持ちが強いです。ただ、同じ10代でも作曲し始めの頃に作った曲もあれば、もっといろいろ考えながら作った曲もあったり、すごく幅が広いので、それをまとめるのが大変であり、楽しいことでもありました。レコーディングはすごくいい思い出なんですけど、その分今はちょっと枯渇気味な感じが(笑)。ただ、これからも自由な編成で、いろんなジャンルを攻めていきたいし、弦楽の作品も作ってみたいし、こだわりなくいろいろやっていく上での出発点であると同時に、Playwrightのレーベルカラーもいい意味で塗り替えていくきっかけのような作品になることを願っています。

―Liquid Stellaは新曲“Utakata”がリリースされました。

山崎

4月にリリースされた“All of you”はソウル/R&Bの歌だけないみたいなイメージの曲をあえて最初に出したんですけど、“Utakata”はPlaywrightのインストバンドっぽさがある曲になってます。今年から先輩インストバンドと2マンをするっていう、無謀極まりない企画を始めて(笑)、ちょうど昨日その第一弾でGecko&Tokage Paradeと2マンをやらせてもらったんですけど、そういうシーンが好きな方にも意識してもらえたらなっていう思いがあります。

―昨日2マンをやってみて、いかがでしたか?

山崎

もともと武者修行的な意味合いでスタートさせたんですけど、昨日Geckoさんが「そこはもう殴り合いっしょ」「ガチンコでやろうや」みたいな感じで、いつの間にか下剋上みたいな感じになってて(笑)。恐れ多いですけど、でも気持ちとしては「どんどんぶち倒していくぞ」くらいの気持ちを持ちながら、活動していきたいと思います。

―じゃあ、ゆくゆくはfox capture planやPOLYPLUSも……。

山崎

……ぶっ倒します(小声)。

―ごめん、完全に言わせちゃった(笑)。POLYPLUSの今後についてもお伺いしたいです。

辻本

POLYPLUSは2年後が10周年なんです。なので、そこに向けてのロードマップを自分の中で作り始めてます。もともとはいろんなバンドをやってるメンバーの集まりだったので、それぞれのメインバンドは侵さないっていう掟があって、それでも100人くらいのキャパを毎回即完させて、お酒飲みながら自由にライブをするっていうのが楽しかったんですよね。でも、それがちゃんと回るようになって、今回初めて劇伴もやらせてもらって、4月にやったBLUE NOTE TOKYOの楽屋で冗談っぽく「本格的なバンドになってきたな」って話をしたんです。なので、ここからは実際に本格的な活動に舵を切ろうと思っていて、もちろん、メインのバンドをないがしろにはしないですけど、でも変に気を使ったりもせず、攻めるときはちゃんと攻めたいなって。なので、「POLYPLUSの今後」という質問に対する答えとしては、「本格的なバンドになる」です(笑)。

―では最後に、「Party the Playwright 2022 -10th Anniversary-」に向けた意気込みを聞かせてください。まず7月23日の東京初日にはLiquid Stellaと辻本さんがソロで出演します。

Party the Playwright 2020
山崎

Liquid Stellaははじめましての方が多いと思うので、まずはお客さんにもちゃんとご挨拶をしたいと思います。普段うちのメンバーはそんなに明るい人間じゃないんですけど(笑)、ライブのときはテンション上げてやってるので、そこを見てほしいです。

辻本

僕は普段から明るい人間なので、いつも通り明るいところを見てもらいたいですけど(笑)、僕もともとこの日出る予定じゃなかったんですよ。でも谷口さんと話してて、サブステージで一人でもよければって話になって。それはやっぱりこのメンバーに自分もジョインしたかったからで、最初にも話したように、今ちょうど世代的には真ん中くらいで、すごく貴重な立ち位置だなと思って。なので、今のPlaywrightのシーンを感じつつ、そこにクラリネットのお客さんを連れていけたら。この日は中間管理職なので、困ったことがあったら何でも僕に言ってください(笑)。

―7月10日の大阪公演にはPOLYPLUSも出るんですよね。

辻本

はい。そこはしっかり大将を務めます。

―そして、7月24日の東京2日目には、草田一駿五重奏体系とfox capture planが出演します。

草田

新宿ロフトのようなロック箱でやることもあまりないので、全力でやりたいと思います。9月にはコットンクラブでツアーファイナルのワンマンもあるので、そこに向けてもいい流れを作りたいです。

岸本

今日話をして改めて、気の抜けない立場になってきたというか、説得力のあるライブをしないとなって思いました。下の世代のアーティストにも、「Playwrightに入ってよかった」と思ってもらえるようなライブをしたいし、お客さんにも、「やっぱりfox capture planやPOLYPLUSがいるPlaywrightはすごいな」って、納得して帰ってもらえるようなイベントになればいいなと思いますね。

Party the Playwright 2022 -10th anniversary-
〇 6月18日(土) 福岡・中州Gate’s7
出演:fox capture plan/MASSAN×BASHIRY/YoYo the “Pianoman”/橋本芳trio
OPEN16:30 / START17:00 前売 ¥4,000/ 当日 ¥4,500

〇 7月10日(日) 大阪・心斎橋 Music Club JANUS
出演:POLYPLUS/colspan/木村イオリ&森田晃平デュオ
OPEN15:30 / START16:00 前売 ¥4,000/ 当日 ¥4,500

〇 7月23日(土) 東京・新宿 LOFT
出演:bohemianvoodoo/Afro Begue/Liquid Stella/Apneumo/tsukuyomi/The SKAMOTTS/辻本美博/X
OPEN14:30 / START15:00 前売 ¥4,500/ 当日 ¥5,000

〇 7月24日(日) 東京・新宿 LOFT
出演:fox capture plan/Gecko&Tokage Parade/島裕介 Silent Jazz Case/草田一駿五重奏体系/freecube/m.s.t./WAIWAI STEEL BAND/X
OPEN14:30 / START15:00 前売 ¥4,500/ 当日 ¥5,000

http://www.playwright.jp/

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