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RAY メンバーインタビュー vol.4 月海まおのこれまでとこれから、2/6(月)RAY新体制初ワンマン「#RAY_Bud」に向けて

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2月6日WWWにて行われる、RAY新体制の初ワンマン。OTOTSUでは公演に先駆け、メンバーを一同に集めた初インタビューを敢行。新体制になっての変化、新旧メンバーでのそれぞれの印象、そしてライブに向けての意気込みを語ってもらった。更に、各メンバーのソロインタビューも公開していく。まさしく初尽くしの当日が楽しみになる企画だ。第四回目は、月海まおのこれまでとこれから、「#RAY_Bud」に向けて話してもらう。

インタビュアー:大坪ケムタ
編集:山口隆弘(OTOTSU編集部)


Bud 月海まお「好きなもので自分を表現していく。好きなものを深める。」

RAYは入る1年前くらいから知ってました。YouTubeでシューゲイザー関連で検索してたら出てきて、「あ、こういう音楽やってるアイドルいるんだ!」って思って、それからすごい聞いてました。でもライブは行ったことなくって。

――もともと音楽として好きだったと。

ただオーディションを受けるにあたって「自分がアイドルになる素質あるのか」ってすごい考えたんです。最終日まですごい悩みました。そんな可愛くもないし、ダンスとかもやったことないし。すごい悩みました。でもやってみるのはタダだし。

――たしかに!

それにもし最終面接までいったら、プロデューサーとかメンバーとかワンチャンいるかなって(笑)。そういう人と話す機会もそうそうないじゃないですか。それでとりあえず受けてみようと思って、応募させていただきました。

――もともとバンドはやってたんですよね。

そうです。高校生からやってました。高校生の時はコピーバンドで、卒業してオリジナルやってみたりして。でもがっつり売れるぞ!って感じでもなく遊びの感じで。

――出身は新潟の佐渡ヶ島。島のバンド少女ってどんな生活してたんですか?

島育ちだからか周りもみんなのんびりしてるんですよ。受験の時とかも他の新潟の子に比べると競争心が薄いって言われました(笑)。そこの高校の軽音部でインディー・ロック好きな友達と話すか、あとはアニメの話するかしかしてなかったですね。映画館とかもないんで、放課後遊びに行くのが海、とかそんな感じで。でもネットのおかげで音楽はいっぱい聞きましたね。佐渡ヶ島、フェスとかもあってそこそこ有名な人も来てるんですよ!

――もともとバンドやる人がアイドルやるのって違和感ないもんですか? 

RAYっていままでの曲も好きだし、やるなら自分の好きな曲でやりたいと思ったんです。それに告知に「自主性を尊重する」って書いてあったんで、それなら自分で曲作ったりいろんな可能性があるんじゃないかなと思って。アイドルになりたいっていうよりはRAYの一員になりたいなって。

――アイドルだから、じゃなくてRAYだからオーディション受けようと思ったわけですもんね。

それは間違いないです。RAYって曲がめちゃいいんでもっと知られてほしいと思ってたんです。活動に携わって自分が盛り上げたいなって思いはありましたね。

――オーディションを受けて、RAYへの加入決まりましたと言われたのはどんなタイミングだったんですか。

あんまり覚えてないんですけど、最終面接した直後に「合格です」って言われて、現実感なくて夢みたいな感じだった気がする。でも気が動転してて帰りの電車間違えたりしました(笑)。

――それくらい嬉しかったと。RAYに加入してみて大変だったのは?

ダンスは本当に苦戦しました。練習初日とか本当にできなさすぎて、個人練習でみんなめちゃくちゃ教えてくれたり、運営さんも計画立ててくれたりして。でもその一曲目ですらRAYの中でいちばん簡単な曲だったんで、「え、これよりもっと難しくなるの?」って絶望を感じました。

――やってるうちにダンスは楽しくなりました?

やっぱり曲が好きだから続けられたし、一曲覚えて通して踊れるようになったら「あっ、楽しいじゃん!」って思いましたね。好きじゃない音楽だったら絶対ダメでしたね。歌もダンスもどっちもって、本当に世の中のアイドルさん尊敬しました。見方かなり変わりますよ!

――ではアイドルやってみて楽しいところは何でしょう。

準備段階までは気づかなかったけど、お披露目してからはお客さんから反応がすごい来て嬉しかったです。頑張ってよかったと思ったし、これからも応援される人になりたいなって思いましたね。

――今回のワンマンではアイドルとしてや、その先の人生を見据えたパフォーマンスというのがテーマだったりしますけど、子供の頃は自分の人生というか将来どうなるとか考えてました?

ぜんぜん考えてなかったです。二分の一成人式の頃は、獣医さんになりたいとか思ってましたね。小学校のころ、動物がすごい好きだったんです。人より動物の方が好きなくらいで……。

――それも病んでるみたいですけど(笑)。

そういうんじゃないです!佐渡って自然豊かで固有の植物や動物がいて、ずっとそれらに触れ合ってきたんで獣医さんになろうと思ってたんです。でもだんだん現実を知ってしまって。獣医になるの難しいし、グロいじゃないですか……。

――グロっていうか、手術とかするのは仕方ないです(笑)。

ドラマとか見て「ぜったい無理だ~」って思いました。ただ、それまで夢中になるものがあまりなかったのが、高校で軽音部に入って「自分音楽好きなんだ!」って知って、今に至るって感じです。

――音楽を仕事にするってのはその時は考えてました?

高校生の時点で音楽に携わる何かになりたいとは思ってました。でもアイドルは想像できなかったですね。

――ワンマンの個人としての目標は「好きなもので自分を表現していく。好きなものを深める」。

アニメとかサブカルチャーも好きなんで、いろんなものに携わっていけたらとは思ってますけど、その中でも今は音楽かな。結愛ちゃんがSNSやブログとかでやってる音楽関係の発信はすごいなって思います。

――ふだん新しい音楽の情報を得る手段は?

YouTubeかサブスク、あとインディーズ関連の情報が載ってる記事とか。ツイッターのアカウントとかもあるし、いろんなの見てますね。深夜に暗い部屋で探すのが好きです。

――なぜ暗い部屋なんですか(笑)。

そこでいろいろ探していいのがみつかった時の快感が忘れられずにまたやっちゃうみたいな(笑)。好きなものを知ってもらいたいって気持ちが強いので、最近は自分の好きな音楽を発信する配信させていただいたりしてめちゃくちゃ楽しかったです。またやりたいですね。

――11月には自作曲も披露してるんですよね。

はい、今度のワンマンでは曲間BGMを作る予定です。前回11月の自作曲とはまたテーマが違うから大変です。良い音楽を聞いてれば聞いてるほど作る音楽のハードルが上がるし、自分が求めるハードルが高くなってくるけどぜんぜん届かなくって「あー!」ってなってます。

――どうしても自分の好きな音楽と比べてしまいますよね。

前とはまた違う側面を見せられたらと思います。演奏技術においてももっともっと頑張りたいです。そしていつかはRAYで自分の曲を発表できたらいいなと思いますね。それはいつかやりたいです。もっと頑張って曲を作る勉強して、自分の曲をみんなで歌えたら幸せだなって思います。

――いつか叶えたい目標として最高ですね。

それもわたしだけじゃなく、愛海ちゃんなら衣装とか、RAYのメンバーだけでCD作ったりワンマン演出やったりとか、さらに事務的なことまで全部やれたらかっこいいな。本当の意味でセルフプロデュースっていうか。あとライブもいろんなステージやってみたいんです。デビューしてから印象的だったのが、秋のYOIMACHI2022の卓球ステージで。普通のライブももちろん楽しいんですけど、変わったライブもやりたいと思ってたのでやれてよかったです。もっと変なライブ挑戦したいですね。

Live Schedule

RAY新体制初ワンマン「#RAY_Bud」
日程:2023年2月6日(月)
会場:渋谷WWW
時間:開場18:15 – 開演19:00
料金:前売一般3000円/当日3500円(+1D)
https://w.pia.jp/t/ray-o/
出演:RAY

ATMOSPHERE
RAY | 代代代 | クロスノエシス
2023.01.14 DIGITAL RELEASE
2023.02.01 PHYSICAL RELEASE
Lonesome Record

===What is RAY?===

2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「異分野融合」と「圧倒的ソロ性」をコンセプトに活動する。これまでRingo Deathstarr、cruyff in the bedroomのハタユウスケ、For Tracy Hydeの管梓、死んだ僕の彼女のishikawaなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供を受ける。2021/5にはシューゲイザー、エモ、メロディックパンク、IDM、激情ハードコアなどを取り込んだ1stアルバム『Pink』をリリース。AppleMusicのJ-pop アルバムランキングで、フィンランド、ポーランド、スロベニア、フィリピンなどで1位を獲得したほか、世界各国でランクインするなど、国内外で大きな評価を得る。2022/1に恵比寿LIQUIDROOMで開催されたコンセプチュアルなワンマンライブは賛否両論を生みつつ大成功を収めた。2022/5にはコンセプチュアルな2ndアルバム『Green』をリリースした。2022/9に愛海、月海まお、紬実詩が加入し、現在5人新体制で活動中。

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月海まお https://twitter.com/moonseamao
紬実詩 https://twitter.com/tsumugi_3510

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