2月6日WWWにて行われる、RAY新体制の初ワンマン。OTOTSUでは公演に先駆け、メンバーを一同に集めた初インタビューを敢行。新体制になっての変化、新旧メンバーでのそれぞれの印象、そしてライブに向けての意気込みを語ってもらった。更に、各メンバーのソロインタビューも公開していく。まさしく初尽くしの当日が楽しみになる企画だ。最終回は、紬実詩のこれまでとこれから、「#RAY_Bud」に向けて話してもらう。
インタビュアー:大坪ケムタ
編集:山口隆弘(OTOTSU編集部)
Bud 紬実詩「踊り続ける」
――紬さんはダンスを子供のころからやってたんですか?
ダンスをはじめたのは小学校1年生です。アイドルとかアーティスト、ダンス&ボーカルグループを見るのが好きで、見てる間に自然と「自分はこういう道に進むんだな」ってなんとなく考えてましたね。
――具体的に意識しだしたのはいつ頃か覚えてますか?
高校の進学を考える頃には考えるようになりましたね。とりあえず高校には進むけど、ダンスを習いたかったので外のスクールにダンスを習いにいって、また高校卒業のタイミングで、大学行くか?って考えて「違うな、もっとダンス深めよう」って思って、専門学校でダンスを2年習いました。進学のタイミングで毎回考えてましたね。
――じゃあ中学の頃からダンスを仕事にするのは考えてたと。それがダンスもあるとはいえ、なぜアイドルというかRAYに入ろうと思ったんですか?
やってきたダンスがゴリゴリのヒップホップだったんで、アーティスト路線を目指したかったんですけど、前に所属してたグループがダメになって。それでもういちど表舞台に立ちたいって思って、ダンス活かせるところで調べて出てくるのがアイドルばかりなんですよね。ただ、自分の年齢も少し上なのでアイドルのオーディション受けるには厳しくて。それでギリギリ入れそうだったのがRAYなんです。
――まず条件として合ってたと。
それで見てみたらアイドルらしくなかったんですね、いい意味で。わたしもキャピキャピしてるタイプじゃないので、ここだったら浮かないかなって(笑)。それと募集の内容とかHPとか見ても運営さんが良さそうって。ここなら安心して動けそうっていう信頼感を感じたので入りたいと思いました。
――前にやってたのはアイドルというよりはダンス&ボーカルグループですか。
集まってたメンバーが同じようなダンス専門学校の出身者だったりして、ダンスのレベルはまあまあ高かったと思うんです。ただいまいちどっちにも振り切れなかったんですよね。
――ライブとかはやってたんですか?
イベントに出ること自体もあまりなくて、配信ばかりやってました。
――もっとダンスに寄った仕事というのは考えなかったんですか。
「なぜバックダンサーじゃなかったの」ってよく聞かれるんですけど、ずっとテレビっ子で見てきたものがダンス&ボーカルグループだったりするので、キラキラした舞台への憧れがあったんですね。男性のグループですけど超特急とか初期から見てて、段階を踏んで成長していくのがすごいなって思って見たりしてたんです。
――それにしてもヒップホップダンスの人がなぜシューゲイザー?っていう意外性はありました。
衝撃だったんですよ。これ「アイドルじゃなくないか?」って。いろいろ調べていく中で、アイドルぽくないからこそ面白いなと思ったんですね。音楽性もアイドルぽくなくって、選ぶにあたってダンスについてはあんまり重要視しなかった。ただその中でも自分が出せる実力をうまく出していってダンスには携わっていきたいとは思いました。
――グループ自体に魅力を感じたと。
それにもしRAYとしてやってる間、アイドルらしいダンスをやるとしても、ソロという部分でこれまでやってきたヒップホップとかも繋げれるんじゃないかな、って思ったんですね。いろんな方向性をやれそうなワクワクがありました。
――RAYに決まって大変だったところはありますか?アイドルとしてでもRAYとしてでも。
ん~~、なんでしょう……。アイドルっぽい動きは前にもしてたし、ファンの人との関わりなんかも配信をずっとやってたんで心配はなかったんですけど、既存のグループに加入する形だったんで、いちばん不安だったのは受け入れてもらえるかってことですね。
――これまでのファンがどう見るか。実際はどうでした?
「前メンバーの方がよかった、って思われたらどうしよう」というのはあったんですね。実際お披露目の時はたくさんの人に見てもらえて、もっとどんよりするかなと思ってたんです(笑)。でも思ってたより楽しんでくれてたかな、と思います。(もともとのグループの空気を)崩さないようにって気持ちが強かったので、思ったより反応は悪くはなかったので安心はしました。
――ではRAYに入ってみて楽しいことは?
それはもうライブがこんなにも出来るっていうことですね。前は月イチでライブあるかどうかで、あとはもうずっと配信だったんで。直接踊りと、上手い方ではないけど歌も届けられて、そのお客さんの反応も生で見れるし、パフォーマンスをより上げていける。毎度楽しくって、やればやるほど「これをやりたかったんだ!」って感じます。
――やっとやりたい事がやれた感じだ。
もう全部が新鮮です。好きでダンスを続けてきて、好きでステージに立ちたくて、好きがあるので毎回楽しくって。「好きをやり続ける」っていうのにこだわってきたので、今のこの環境最高!っていつも思ってます。
――そういう意味では今回のワンマンの目標「踊り続ける」はもう叶ってるというか、今真っ只中にいる感じですよね。
そうなんですよね。2月のワンマンでは曲を作ってもらって、皆の良さを引き出せるような振り付けを割り振ってそれぞれのソロダンスで魅せて、最終的に全員でのダンスパートを計画しています。しずくちゃんだとバレエ経験があるからきれいな動きがあるし、結愛はがっつりメリハリを出せる振りができたりと、それぞれ個人がもってる良さを意識して作ってます。
――ダンスに関わり続けた人生をRAYにフィードバックする形で。
ダンスって同じ動きをやったとしても、それぞれ違いがあるじゃないですか。それを引き出したいと思ったんですね。それもソロ性というか個性ですよね。私がメンバーだからこそ、内部から見えるメンバーの良さとか引き出して、ファンの人達も「こういう一面あるんだ」って楽しんでくれたらいいかな。
――こういう機会だから自分個人を強く出すんじゃなくて、全員を出すというのがいいですね。
ダンスはひとりでやることもできるし自分が前に出ることもできるけど、グループでやるからにはグループの良さも引き出したいんです。
――あとダンスだけでなくMCも任されてると言われてますね。
前のグループの時に配信で喋り続けてたのと、もともと好きな方ではあるので。配信でやってる時は、言葉選びとか画面の先の顔の見えない人に使うにはこういうのが届くな、こういうのはよくないなと考えながらやってたのが、今活きてる気がします。
――それにしても紬さんは喋る時の身振り手振りが大きい(笑)。ダンス演る人って皆そうなりますよね。
そうなんですよ!ダンスやってるとこうなっちゃうんです。友達とかにも「手で喋ってるでしょ」って言われます(笑)。じっとしてらんないから、口だけでなく手で表現したくなっちゃう。何をやるにしろダンスに繋がっちゃうんですよね。
Live Schedule
RAY新体制初ワンマン「#RAY_Bud」
日程:2023年2月6日(月)
会場:渋谷WWW
時間:開場18:15 – 開演19:00
料金:前売一般3000円/当日3500円(+1D)
https://w.pia.jp/t/ray-o/
出演:RAY
ATMOSPHERE
RAY | 代代代 | クロスノエシス
2023.01.14 DIGITAL RELEASE
2023.02.01 PHYSICAL RELEASE
Lonesome Record
===What is RAY?===
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「異分野融合」と「圧倒的ソロ性」をコンセプトに活動する。これまでRingo Deathstarr、cruyff in the bedroomのハタユウスケ、For Tracy Hydeの管梓、死んだ僕の彼女のishikawaなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供を受ける。2021/5にはシューゲイザー、エモ、メロディックパンク、IDM、激情ハードコアなどを取り込んだ1stアルバム『Pink』をリリース。AppleMusicのJ-pop アルバムランキングで、フィンランド、ポーランド、スロベニア、フィリピンなどで1位を獲得したほか、世界各国でランクインするなど、国内外で大きな評価を得る。2022/1に恵比寿LIQUIDROOMで開催されたコンセプチュアルなワンマンライブは賛否両論を生みつつ大成功を収めた。2022/5にはコンセプチュアルな2ndアルバム『Green』をリリースした。2022/9に愛海、月海まお、紬実詩が加入し、現在5人新体制で活動中。
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